貴金属のシルバージュエリー

Indian Jewelry

こんにちは。連日強風が吹き荒れる中、庭仕事にいそしんだり家族でドラマを見たりしています。

緊急事態宣言下、いかがお過ごしでしょうか?

セミナーの準備ももう少し、5月1日の朝9時です。見逃し配信もつけてもらえることになったのですが、できればオンタイムで参加くださいね!

 

さて、最近は貴金属について勉強中なのでちょっとそれをまとめてみます。

貴金属とは

 

インディアンジュエリーはちょっと特殊な部類に入りそうですが、「貴金属」です。

貴金属とは金、銀、プラチナ。

美しくて、希少であって、変化しないもの。美しくて希少というのは主観や市場によって左右されますが、特に「変化しない」というのが重要で、サビたり溶けたり化学変化しにくい素材であることが重要。

金、銀価格は市場価格で決まりますから、急に値段が上がったりすることもあります。それまで家庭で普通に銀食器を使っていたアメリカでは、40年ほど前値段が高騰して、数々の食器たちが売りに出され、銀の延べ棒に加工されたという話もあります。

 

ジュエリーに使われる銀は、スターリングシルバーと呼ばれて、92.5%の銀含有率。なのでSterlingの刻印が使われます。ちなみに、コインシルバーと呼ばれる昔の銀貨に使われていたものは90.0%の銀含有率です。

 

金もたまにインディアンジュエリーで見かけることができます。インディアンジュエリーで主に使われているゴールドは14金。これは「14K」と刻印され、58%の金含有率になります。

日本で使われる一般的なゴールドは18金。18金は75%の金含有率です。

 

オリンピックの金メダルを噛む写真を見かけることがありますが、これは金の小判が本物かどうかを確かめる手段だったそうです。それだけ、純金は柔らかくて噛むと歯形が残るのが証拠だったのだとか。純金をジュエリーにすると傷つきやすくて変形しやすすぎるので、他の金属を混ぜて強度を上げ、ジュエリーに使いやすい金にしているというのが18金、14金の素材になります。

 

なぜシルバージュエリーなのか

(こちらは材料屋でシルバーのワイヤーを売っているところ)

 

金は財産の代わり、貨幣の代わりとして、その人がどれだけ裕福かという指標として古代から使われていました。エジプトのツタンカーメンが金でできているとか、分かりやすいですよね。

(紀元前5000年ごろには金の細工や加工技術があったそうです。)

アジアの貧困地区やメキシコの治安の悪い地域に行くときなど「ジュエリーや時計はできるだけ着けないように」と注意を受けたことがある人もいると思いますが、「金や銀のジュエリーを着けている=お金持ち」と判断されることもあって犯罪の標的になりやすいので気をつけましょうという意味ですね。

金のジュエリーは明らかに成金感があっていやらしい、日本ではそんなイメージがあるのもあって、ファッションジュエリーとしてはシルバージュエリーが圧倒的に人気があります。アジア人の薄い肌の色には金色があまり合わないという人もいます。

そんなこんなで気軽に着けられる貴金属は、シルバージュエリー。

今やインディアンジュエリーや時計は「趣味」「コレクターズアイテム」となっていますが、もともとネイティブアメリカンもジュエリーは財産であり、その人がどれだけ裕福かを示すものでした。

どこで採れる?

銀が世界中で一番採掘されている場所は、メキシコ。同じく中国、そしてペルー。

日本には佐渡金山や石見銀山などがあったそうです。(佐渡金山は1600年、島根県の石見銀山は1923年に閉山)

貴金属は化石燃料と同じように埋蔵されているもの。

ちなみに現在年間3000トンのペースで採掘されていて、このまま採掘が続けば20年足らずで枯渇してしまうそうです。

でも、「変化しない」のが貴金属の条件。

地球上に存在する貴金属は(ただ捨てられることがなければ)、掘られれば掘られるほど増えていくことになります。(地球上には貯蔵され続ける)

溶かして別のものに変えることができるというのも貴金属の特徴。金の場合は3分の1が市場からのリサイクルによって賄われているそうです。

この地球上に貯蔵されているものを「都市鉱山」と言って、世界中の都市鉱山の埋蔵量のうち、銀(シルバー製品)の5分の1が日本にあるのだそうです!

 

なんか情報量が多すぎますね(笑)

こんなことを読んでいたら、錬金術師の漫画を読みたくなってしまいました!

 

 

コメント