ネイティブアメリカン音楽とパウワウ

こんにちは。連日ラムちゃんたちの世話で忙しい羊飼いですが、3匹目の羊のお腹ははち切れんばかりに大きいのですがなかなか出産する様子がありません。子羊が可愛すぎて、やばいです。

さて、今日は羊と馬たちの水を汲みに近くの井戸に行ったのですが、その時にダンナが急にパウワウの歌を歌い始めました（笑）

そういえば音楽については書いたことがなかったなーと思うので、あまり深くはない知識ではありますがYoutube動画をたくさん貼り付けながら少し皆様に理解していただけたらなと思います。

ネイティブアメリカン音楽って言っても色々ある

ネイティブアメリカン音楽と言って思いつくものはありますか？

検索するとヨガ音楽とか癒し系、スピリチュアル系の音楽が出てきますが、それ関連の音楽は大体がインディアンフルートを使った音楽です。

ネイティブアメリカンのフルート奏者で一番みんなが知っているであろう人がこの人。カルロス ナカイさん。ナカイというのはナバホ語でメキシコ人という意味なのですが、ナバホ族の人では苗字として定着していたりします。ナバホとユタのハーフの人です。

うーん、癒し。多分このフルート音楽は聴いたこともある方がいらっしゃると思うのですが、その他有名な所で大きく分けるとこんなジャンルの音楽があります。

〇ネイティブアメリカンフルート

〇パウワウ

〇ピヨーテやイェイビチェイ

〇ラウンドダンス

〇ニューエイジや個人アーティスト

それぞれの音楽のテイストはYoutubeなんかで検索していただくとバンバン出てくると思います。

ネイティブアメリカン音楽のレーベルとして一番有名なのがここキャニオンレコードです。

パウワウって何？

こんな風にドレスアップをして色々な人が踊る、ネイティブアメリカンのイメージはそこにある人も多いと思います。実はこれはパウワウというお祭りのもの。

パウワウと言う文化は北の方の平原部族の民族の文化で、めちゃくちゃ簡単にイメージしやすくいうと阿波踊りとか盆踊りみたいな感じでしょうか。阿波踊り全国大会があるみたいに、パウワウの大きな大会が4月末に毎年アルバカーキで行われるのですが、そういう大会では審査員が踊りに対して審査をして、トロフィーがもらえたりします。

元々はもう少し神聖なものであったと思いますし、今でも北米では違う形のパウワウが行われているとは思いますが、ここニューメキシコ州近辺で行われるパウワウのほとんどは、踊りを競う大会という感じです。ちなみにアルバカーキのそのイベントはGathering of Nationと言って、ものすごい数の踊り手さんたちが集結しここギャラップからも参加する人がたくさんいます。

そこで踊り手と共に競われるのが、ドラムと歌い手の人たち。中央にたくさんの踊り手がいて、その周りを大きなドラムを囲んだパウワウシンガーのグループがぐるっと配置されます。

パウワウの音楽と言うのは大きなドラムを激しくたたきながらめっちゃ高い声で歌い、とても特徴的。気分を高揚させたいときにはもってこいだと思います（笑）

で、今日うちのダンナが何を歌っていたかと言うとこれです。

パウワウサウンドで何を言っているか分からないと思いますが、こちらが歌詞。

ミッキーマウス、ミニーマウス、プードルも

ムービースター

ディズニーランド、ディズニーランド。

ディズニーの力が、パウワウの音楽にまで（笑）

Youtubeで色々なネイティブアメリカン音楽を聴くことができると思いますので、癒しのフルートだけではないたくさんのジャンルを発見してみてください。

ちなみに私の好きな人はこの人、シャロンバーチさん。

Yoko

アメリカ、ニューメキシコ州在住、居住歴10年。ナバホ族の夫とリザベーションで二人の子育てをしながらインディアンジュエリーにかかわる仕事をしています。インスタ、ツイッター、Facebook、Youtubeがありますがインスタが一番身近な感じかと。

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