こんにちは、八月に入りましたね。信じられません。
まだまだ長引きそうなこの生活。コロラドの友達の町では、町自体がマスク反対という風潮なのでマスクをしていると白い目で見られると言っていました。もう何が何だか分かりませんが、自分の気持ちが満足できることをして生活していくしかありません。今のアメリカで他人に自分の気持ちや行動を共有することを望んだら毎日がストレスで死んでしまいます。(笑)
まだ平日夜と週末の外出禁止は続いていて、土曜日に出かけようとしたらなんとナバホネーション警察が出動して検問を張っていました。外出禁止に違反すると1000ドルの罰金という噂なので、どんなに出かけたくてもその決まりは守らなければいけません。
最初の頃は人の命を守るためと気持ちを抑えていたものの、やはり行動を制限されるという精神的なストレスは時間が経つとともに増してしまいます。とにかく、ただ考えすぎないことに尽きます。
そんな中、家にいても悶々としてしまう人たちがここぞとばかりに自然の中に出かけています。
今日は先日、そんな自然の中で薪をとりにいった話です。
アメリカ国有林
先日、ようやく我が家もチェーンソーを買いました。チェーンソーって10万ぐらいするのかと思っていたら、意外と3万円弱で買えてびっくり。
先が見えない今、冬に向けて早めの支度をする人が多くなっていて、スーパーではまた除菌剤やペーパー類が棚から消えています。この冬またどうなるか分からないし、家にいることは確実に長くなるので、今のうちからストーブ用に薪を準備しておこうということで、初めて自分たちで薪を取りに行ってきました。
もちろんうちの近くは砂漠地帯で木がないので、近くの国有林の事務所に電話して、薪をとる許可証をもらいます。
アメリカの国有林は、National Forestといって
「アメリカ合衆国における連邦政府の管轄する自然保護地区の一種。国有林はその大部分が森林や樹海であり、農務省の傘下にある林野庁によって管理されている」ウィキペディアより。
その中での狩り、薪割などは事前に許可証をもらってルールに則ったうえで行うことができます。
トラックの荷台半分で20ドル、一台分で40ドル支払って許可証を郵送してもらい、朝6時に起きていざ出陣。
レンジャーを急遽呼ぶ
生きている木は切っちゃだめで、横たわっている木でもある程度の大きさ以上は取ってはいけなくて、とか色々決まりがあるので、それに見合うものを探していきます。物色しようと思っていた矢先、なんと誰かが夜中にパーティーして集まっていただろう大きなキャンプファイヤーの跡を発見してしまい、それがまだ煙がもくもくと出ていたので急遽レンジャーを探すことになりました。
電波がない森の中なので電話はできないのですが、来るときにレンジャー(森林警備員)を見たので彼らのところへ戻ろうということで大急ぎで森の中を爆走し、町へ戻ろうとしていたレンジャー(実際は消防士でした)の車を止めて彼らと一緒に現場へ戻りました。
この日は月曜日、朝10時の時点で消火活動は3回目だと言っていました。町で集まって飲み会ができないので、いろいろなところで集まってパーティが開かれていて、人が集まらず分かりにくい林の中はパーティー会場となることが多い今。
消防士に萌えながら消火活動を見学し、その日は遅くなってしまったので(チェーンソーは朝7時から10時までしか使えません)次の日に出直し。
たくさんの薪を一気に確保し、トラック一台をまるまるいっぱいにして家に帰ってきました。
ランチを持っていったので、大仕事のあとに自然の中でご飯。
森林浴、冬支度、エクササイズ、と一石三鳥になったお出かけ。
薪がなぜ必要か
電気やガスがない家は、薪ストーブが料理をする場所であり、暖を取る場所です。
薪は松や杉の木ですが、石炭ストーブを使っている家もまだあります。
我が家は電気もネットもガスもありますが、天気が悪いと丸一日停電することもありますし、薪ストーブの方が断然暖かいので、冬一番寒い時期は薪ストーブと暖房併用で過ごしています。
今年の冬は家にいる時間が長そうなので、トラック3台分ぐらいの薪を用意する予定。
薪をいっぱい積んだトラックが止まっている場所があるので、いつもはそこへ行き、うちまで運んでくださーいと言って薪をトラックごと買っていました。トラック一台分大体100ドルぐらいかな?
今年の冬はどうなるか分からないので、何事も早め早めに準備。雪が降って簡単に出かけられない日が続くことを想像すると、やはり薪は必需品です。
薪の積み下ろしでエクササイズをしようと企んでいます。
アメリカ、ニューメキシコ州在住、居住歴10年。ナバホ族の夫とリザベーションで二人の子育てをしながらインディアンジュエリーにかかわる仕事をしています。インスタ、ツイッター、Facebook、Youtubeがありますがインスタが一番身近な感じかと。
ABOUT MEのページからSNSのフォロー、他ウェブサイト、お問い合わせなどができます。
コメント