57時間の自宅待機とリモートワークの弊害

こんにちは、今日はちょっとヘヴィーなタイトルですが、今のリアルな生活への弊害をまとめていきたいと思います。

週末は外出禁止

 

ナバホネーションでの感染拡大を受けて週末は外出禁止になったという話を前回書きましたが、「週末は57時間外出禁止!」と書かれた看板やフェイスブックの投稿がありました。

金曜の夕方5時から日曜の夕方5時まで、外出禁止です。

それを思い出した旦那は金曜の夕方、焦って水を汲みに行きました。

週末はナバホ警察がリザベーションをグルグルと巡回し、友達は実際に「注意を受けて家に帰らされた」と言います。

でもこれはリザベーション内の決まりなので、市の管轄の土地に住んでいる人たちにはたとえナバホ族の家族であっても、強制力はありません。

そのおかげか週末は街に人は少なかったそうですが、平日に戻った今日はまた街に人があふれているそうです。

市では会議が行われていて、もしかしたら市全体の本格的なロックダウンが行われる可能性も出てきました。

 

さて先週末は、イエスキリストが復活したイースター祭でした。

教会に集まったり、家族が集まって卵拾いのイベントをするのがほとんどのアメリカの家庭の過ごし方。今までの外出禁止令で生活が変わった人も、先週の日曜日はもっともっとそれを実感したのではないかと思います。

アメリカのイベント、イースター祭
昨日はWiFiが完全に死亡で、一日投稿が飛んでしまいました! さて、明日はアメリカの家族連れには欠かせないイベント、イースター祭! イースターとは 今日はこの映画を目を細めながら見ています。やっぱりこの映画は何回見ても目を伏せ...

↑これは去年のブログですが、

もちろん、ニューメキシコのイースターといえば、の十字行もキャンセル。

ニュースでは15年間欠かさず十字行に行っていた男性が、マスクをして一人で歩いているのがインタビューされていました。

 

前年のブログを見ていただけると分かるように、家族のイベントであるイースターの日に誰にも会えないというのはキリスト教徒にとって、アメリカ人にとってかなり辛い。「今はしょうがない」アメリカ国民のほとんどがこう思ったことでしょう。

 

リモートワークの生産性

散々書いているようにそんなこんなで早くも休業して4週間目に入るのですが、最初はペースをつかんだ気がしていたリモートワークも、かなり今限界を感じています。

今のうちにやりたいことはたくさんある訳で、でもそれが全然進まない。

ニューストピックにも上がっていましたが

「子供が家にいる」=「仕事に集中できる時間がない」ということ

仕事が休みの日だったら子供やダンナのことだけ考えて自宅にいればいいところを、平日は

「子供の勉強を見る」+「自分の仕事をする」という二重のタスク

を突き付けられ、実際毎日お手上げ状態、仕事はできることを少しだけ深夜にやるというスタイルです。

親が自分のことに集中できないときに八つ当たりが行くのは絶対子供だから、

自分のタスクを諦めることが子供のためになると思って毎日を過ごしています。

 

子供の勉強を見る親の労力ってものすごくて、もちろん毎日先生に感謝していたわけですが、、、。

「週に何回かある宿題と本読みだけ手伝ってあげていた」レベルから

「すべての教科を先生の指示通りにこなす」というレベルにいきなり上げざるを得ず、

先生から来るタスクを親が理解することから始まる。

みっちりすごい量のタスクがあるわけではないし、先生からもプレッシャーをかけられているわけでもないのですが、時間を決めてテーブルに座り、何かをやるというのは子供の気分も違うようです。

あーやっぱり学校って素晴らしいなぁ(親にとっての感想)と心底思っています。

 

そして生産性だけで判断しがちな企業がこれを理解してくれること、この弊害によるDVなどの被害が出ないことを願っています。

 

まとめ

「自分にプレッシャーをかけないこと」というフレーズをよく聞きます。

今日は何もせず、昼寝をして過ごしてしまった。とか

今日も仕事が全然進まなかった。とか

売り上げが作れなくてどうしよう。とか

これは自分の都合ではなく、これは緊急事態で否応なく空いた時間や無理な変化だということを頭に入れて、ネガティブにはならないようにしましょう!という意味です。

「頑張ろう!」「自分にプラスのことをやろう!」というメッセージが多く流れる中で、それをプレッシャーに感じてストレスで鬱になってしまったら元も子もないよ、ということですね。

先につながるようにいろいろ努力できるのは最高だけど、それだけがすべてじゃなくて、「ストレスを感じないように生活する」のが一番というレベルになってきています。

こうなると本当に民主主義、生産性、効率性というものの価値が薄れてきますね、、、。

何ができなかったか、何ができたか、ではなく「今日も一日家にいることができた」ということにフォーカス。

そして周りのために何ができるかを考える。だから私は三食の飯炊きおばさん、たまには問題を理解するのに時間がかかる学校の先生となって毎日を過ごします。

 

コメント

  1. Mayumi Kitazume より:

    Stay Homeで命を守って❗
    1492年にコロンブスがアメリカに到達して、ヨーロッパから持ち込まれた感染症で先住民の部族がいくつもあとかたもなく消えている。
    新型コロナウイルスの免疫を誰も持っていない❗とにかく人に会わない❗