ネイティブアメリカンのダンスや儀式のルール5つ

Native American

先週末ホピ族のダンスに招待していただき、久々にダンスを見てきました。

そこで改めて、ネイティブアメリカンのダンスや儀式の共通ルールを書いておきます。

これは、インディアンマーケットで観光客向けに行われているイーグルダンスを撮影したもの。

「観光客向けではなく、部族の間で行われる儀式やダンスのルール」になります。

 

それが大衆にオープンになっていても、非公開でも、基本はこのルールを守っておけば大丈夫。

せっかく行く機会があっても、ルールを守らずに嫌な思いをしてしまったらもったいないので、このルールを守って神聖なるダンスを楽しんでください。

写真は絶対ダメ、スケッチもダメ

ナバホ族の敷地は広いので特に言われていませんが、ズニ族、ホピ族、その他プエブロの人々の村には「NO PHOTOGRAPH」という大きいサインが出ていることがあります。

家の風景の写真を撮ることも禁止されていて、場合によっては警察が来ます。

なので、部族で行われるダンスや儀式の写真を撮ることはもってのほか。

またそのダンスの様子をスケッチしたり、それを公開することも全面的に禁止されています。

質問はしてはいけない

 

これはどちらかというと「人による」場合がありますが、基本的に、儀式について部外者である私たちがあれこれ質問してはいけません。

招待してくれた人が、説明してくれるのであればいいのですが、自分たちから聞いてはいけません。

「なんだろうなぁ」っていう疑問は数々湧いてきますが、「そういうもの」として楽しみましょう!

日傘はNG、帽子はTPO

これも場合によることもありますが、基本日傘をさすことはNGです。

※パレードや観客が多い時は後ろの人に迷惑をかけないという意味もあると思いますが、どちらかというとダンスをしている人に敬意を払うという気持ちから来ているようです。

特に夏の儀式やダンスは、強烈な日差しの中ずっと同じ場所で見ていなければいけないこともあります。なので、長そで必至。

では帽子はというと、観客としてみる場合に禁止されているところはあまりないと思うのですが、つばの広すぎるものとかはNG。その時の観客の様子を観察してそれに合わせる必要があります。

指をさしてはいけない

これは日本人がやってしまいがちなこと。

ダンサーに対して指をさしたりしてはいけません。

主催者や観客より後ろで見る

これは当たり前と言えば当たり前ですが、「私たちは部外者である」ということを意識しておけば大丈夫。

招待してくれた人、参加者の人に「前に来ていいよ」と言われたら素直に言葉に甘えて大丈夫。

観客が多いダンスの場合は、後ろに立っていると中心で何が起こっているか全く見えないときもあります。でも、しょうがない。雰囲気を楽しみましょう!

まとめ

これから夏に向けて、色々なダンスがあちこちの部族で行われます。

公開しているダンスやお祭りもたくさんあります。

周りの人の様子を見て、いい意味で空気を読んで、楽しい時間にしてください。

※私は友達とサントドミンゴ族のダンスに行って、友達が一眼レフのカメラを首から下げていたのが見つかり、警察に連れていかれて危うくカメラごと没収されるところでした。

写真を撮っていなくても、撮れる体制をしているというだけで、ルールを守っていないことと同じになります。

せっかく行った経験を楽しいものにするためのお勉強でした!

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