ネイティブアメリカンと選挙

Native American

こんにちは!久々の更新となりました。

アメリカの大統領選!バイデン氏が勝利しそうな今ですが、こちらの状況はどんな感じかをブログにまとめておこうかと思います。

当日投票がめちゃくちゃ多かった今年

今年は会場内の人数を制限しているというのもありましたが、期日前投票や郵送での投票もかなり多かったにもかかわらず、当日の会場での投票の人の列がものすごかった!というのが第一印象です。

朝からめちゃくちゃ並んでいて夕方まで列が途切れることがなく、最大3時間待ちとかの長い長い行列が都市部ではできていたようです。

この田舎町、さらにはリザベーション内の小さな自治会の会場でも常に30人以上の行列ができていました。

当日投票しろよー!とトランプさんが言っていたのもあるかもしれませんが、ナバホネーションの自治体の代表などの選挙もあるので、ネイティブの人たちはもう当日に選挙に行くというのが染みついているような感じです。

どちらにしてもこの選挙へのみんなの強い関心がうかがえますよね。

で、今出ている結果はというと、ネイティブアメリカンが多く住む地域は民主党派、バイデンさん派が数としては多いという結果になっています。

ここニューメキシコ州、そしてアリゾナ州のネイティブアメリカンの住む地域はほとんどが民主党側、ブルーに染まっています。

 

個人的な印象でいえば、私の周りは本当に半々。

オイルやガスのビジネスに関わっている人たちや自分でビジネスをやっている人も多いので、その人たちはやはりトランプさんを支持していますし、でも強烈なアンチトランプの人も多いという感じです。

ニューメキシコ州は以前から民主党側の人が多めだったのですが、今回はアリゾナ州がかなり注目されていて、フェニックスの入るマリコパ郡がどちらに転ぶかがかなり大きな意味を持つと言われています。

 

いつもとは違う祭り感のない選挙

で、いつも選挙の日には、その自治体の立候補者たちがおふるまいをします。

写真のような食べ物がふるまわれて、立候補者たちの家族がテーブルを出してそこで食べるようになっています。

通常は絶対に誰かが羊のシチューとフライブレッドをおふるまいしていて、他の人たちは炭酸飲料や水、お菓子などを配っているのですが、今回は事前に通達があり、「立候補者一人のみ、ドライブスルー形式で挨拶をする」みたいなことが決められていました。

自治体によって違ったみたいなのですが、うちの隣の自治体では立候補者が挨拶することも禁止だったので(人との接触をなくすため)、会場の周りには誰もいなかったそうです。

旦那は自治会長に再度立候補していたのですが、事前にマスクとお菓子を詰めたものを作り挨拶をしながら配ったら、250個のマスクが開始二時間で切れてしまい、慌ててお菓子をまた詰めなおす作業を家でもくもくとしていました(笑)

いつもはお昼がてら選挙に行くという人も多かったのですが、今年は投票だけのため。大声を張り上げてよろしくお願いしまーす!とかいう声があまりなく、いつも選挙が終わると家族全員どっかり疲れるのが我が家の四年に一度のお祭りみたいなイベントだった感じもあるのですが、なんだか今年はいつもと違う選挙の日でした。

でも本当に今回は投票に行く人が多かった!

今まで投票権をとったことのない若者もかなり投票に来ていた印象で、すばらしいことだと思いました!

残念ながら旦那は再選を果たせなかったのですが、若手に仕事を譲るとしてそんな話を家族としていたら、私の選挙権の話になりました。

私は市民権は取っていないので選挙権はないのですが、そう考えると一体何人の選挙権のない移民者がいるんでしょうか。アメリカ国内の移民者は2015年で4千700万人だそうなので、多分今は5000万人ぐらいいますよね。カリフォルニア州の人口の全体数ぐらい。

アメリカファーストのトランプ政権はやはり愛国心の強いアメリカ人に強烈に指示されている印象でしたが、もし移民者の意思も尊重されるときが来るならば、国益だけでは厳しそうとか勝手に想像を膨らませていました。

本当に世界が目まぐるしく変わっていくけれど、私は毎日コツコツとジュエリーを仕入れ、それを売る努力をして、子供たちのオンライン教育に付き合っています(笑)

 

最近はpodcastの方での配信の方が楽でこちらのほうが情報が早いです。(内容は薄い。。)

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‎Society & Culture · 2024

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