こんにちは。
あっという間に2月。ついに私の身内もコロナの大ダメージを受け、この3週間ほどなんだかめちゃくちゃ色々なことを考えました。まだ病院にいたり自宅療養している人もいて、「安否確認」というその言葉が最近は本当によく使われているような気がします。生きているという事実だけが大切、戦時中ってこんな感じだったんだろうかとか考える今。どこも大体の家族が、誰かしらコロナの被害を受けている。
外出、人と会うこと、様々なことを犠牲にし我慢して、初めて今までの生活がいかに自己中心的だったかと気づいて、自分よりも誰かのために何かをすることを優先したり、戦火の中の人々ってこんな気持ちだったんだろうかと感慨深い気分にすらなっています(笑)
さてさて、今日は今の現状報告です。
レストランや学校の今
店内飲食が禁止されていたレストランは、25%のキャパシティで店内飲食がOKになりました。
夏の間は外のパティオがつかえていたけれど、冬の間は外での飲食ができないのでどこの飲食店も持ち帰りだけで何とかしのいでいたので、店内飲食ができるようになったのはかなり進歩だと思います。でも実際に店内飲食をする人の数はかなり少ない体感があります。私も店に入って注文を持ち帰りは何回もしていますが、実はまだ店内飲食はこの約一年間で一回だけしかしたことがありません。
学校は、今また少人数制での学校教育を始める準備をしています。
11月からずっとすべての生徒がオンラインだったのですが、今月半ばから少人数制で学校に通えるようにそれぞれの学校で手配が始まっています。
私の小学校3年の娘、この一年間一回も学校で勉強したことはなかったのですが先週校長先生から電話がかかってきて、1日だけ学校に行くことになりました。大きな教室に生徒が3人、それぞれのパソコンで1日オンライン授業を受け、お昼もそれぞれ離れたテーブルで食べたそうです。
先生が直接子供と接してくれるという利点はありますが、オンラインの生徒も一人の先生がケアしなきゃいけないので今までのようなクラスの授業が再開されるまではまだまだ時間がかかりそう。子供たちのメンタルヘルスやコミュニケーション能力もかなり不安ではありますが、できるだけケアしながら親が頑張るしかない!
現金支給の今
現在アメリカ政府がさらなる経済支援策を練っているようですが、ナバホネーションの経済支援は先週からようやく人々に配られ始めました。大体一人$1300ぐらいが支給されているようです。
お金はすぐ使う人が多いので連日銀行には大行列ができていて、先週はあらゆる銀行で現金がなくなるという事態になっていました。さらに年金支給日も重なり、とにかくこれでまたコロナが広がらないことを祈るのみ。
夏の間あらゆるところでやっていた無料の食糧支援や救援物資の支給というのは一通り落ち着いたような気がします。スーパーに行ってハンドソープや除菌剤系はないことはないけど、ずっと品薄状態という感じです。
今はその現金支給のおかげで町が大混雑。スーパーやこの田舎町のショッピングモールも人があふれています。
ニューメキシコ州はマスク着用は義務なのですが、お隣アリゾナ州では義務ではありません。店の方針でマスクをしていないと入店を断るという店はとても多いですが、特に田舎の町なんかはマスクしていない人がかなり多いようです。マスク問題は依然としてあるのがアメリカらしいですよね。
ワクチンの今
ここ田舎町ではワクチンはかなりの勢いで支給されている実感です。
ちょうど今日、私もワクチンの一回目の接種を受けることができました。
ネイティブアメリカンの人々は優先的にワクチンを受けることができていて、16歳以上は指定の日、指定の場所に行ってだいたい1時間ぐらい並べばすべての人が受けられています。
ネイティブアメリカン以外は州のサイトに登録すると、準備ができ次第連絡が来てアポイントを取り、ワクチンを受けに行きます。様々な病院でできるだけワクチンを多くの人に摂取してもらえるように、色々な工夫をして効率的に分配しているという感じです。
でも、16歳以下の子供はまだ。一通り大人が終わってからになるようです。
ワクチンの副作用や陰謀説など色々な賛否両論はありますが、ここでは「早く受けたくてしょうがない」という人が多い気がします。それだけ身近に被害を受けている人が多いということでもあるし、今はワクチンを受けることしか現状回避の方法がないからすがるしかないという気持ちでもあります。マイクロチップを埋め込まれたとしても、今コロナに勝てればいいとすら思うような気持ち。
副作用は私の周りではそこまで出た人は聞いたことはなく、頭痛がするとか腕が少し痛いとか、今のところそんな程度です。接種後15分は待合室で待って変な反応がないかをチェックするので、一応安心。2回のワクチンで効果が出ると言われるこのワクチン、噂では2回目の接種の方が副作用があるという人が多いそうです。
2021年になり私の周りでは事態がもっと深刻になってきていて、ニュースで見る新規感染者などでは測れない何とも言えない恐怖や心配がありますが、それに押しつぶされずに毎日自分がどう生活するかの方に視点を置いて、ただできることを毎日する、それが一番な気がします。
もうこうなったら神様に祈るしかないし、それこそネイティブアメリカンの人々も大事にする祈りの大切さすら実感しています。
コロナにかかってしまった人の全員が「絶対にかからないほうがいい」と言います。
本当に気をつけてくださいね!
アメリカ、ニューメキシコ州在住、居住歴10年。ナバホ族の夫とリザベーションで二人の子育てをしながらインディアンジュエリーにかかわる仕事をしています。インスタ、ツイッター、Facebook、Youtubeがありますがインスタが一番身近な感じかと。
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