アメリカの今後の教育

海外で子育て

こんにちは!子供たちの夏休みも一か月が終わり、自宅にいる期間は三か月を超えます。

コロナの勢いは平行線。今月頭の経済再開からぐんと伸びた感染者数からは少し減りましたが、依然として毎日の新規感染者は安定的に平行線。ナバホネーションの感染者は7000人を超え、人口7万人のマッキンリー郡の感染者は今日で3100人。もうこの数字を見ても何とも思わなくなりました(笑)

まずは現状から

久々なので、まずは今のコロナの現状から。

とにもかくにも、きちんとコロナ対策をしながら仕事をしています。

マスクは必ず、入り口では手の消毒をしてもらい、入店制限をし、来客後には必ず消毒、カウンターにはプラスチックの板を設置して、人が触れられるような無駄なものは一切置かない。

まるで映画のチケット売りカウンターのようです。

「できるだけ商品に触らないでください、必要な時だけにしてください」という張り紙がある店も多く、商品に触る時にはビニール手袋をしてもらうという対策をしている店もあります。

 

「会話を必要最低限にしなくてはいけない」という、接客業ではものすごい不可能な課題も今日感じました。

お互いのために、距離を置いてあまり話さず、あまりものを触らないで買い物をする。

いやー接客業のだいご味が奪われたWithコロナ生活は大変です。

ちなみに店主の判断でまだ店が再開していないところも三軒に一軒ぐらいはあり、カジノや映画館はまだクローズ。ショッピングモールは開いていますが、店舗によってまだ開けていないところもあります。アリゾナ州ではカジノが再開して感染が拡大したことから、もう一回閉めることになりました。

ナバホネーションでは先週末は再び外出禁止令が出ました。といってもだいぶみんな気が緩んでいるし、父の日の週末だったので出かけていた人も多いようです。(という我が家も外出禁止令の前に、ストレス解消にコロラドの友達とキャンプに出かけました。)

今までは都会に行ってホテルに泊まりプールで泳ぐという週末を過ごしていた人も、湖に行ったり、山登りをしたり、キャンプに行ったり、人との距離を保ちやすい自然の中で過ごす人が増えている気がします。

が、明らかにそれがアメリカで第二波を引き起こしていますね。。。

学校教育はどうなるの?

あと二か月弱の夏休み期間。

毎年この長い夏休み期間は、学校が主催するサマーキャンプや教会が主催するサマーキャンプ、チアリーダーやサッカースクールなどがあるのでママ同士で情報交換しながら子供たちを家から出し、そういったイベントを経験させるので、子供たちは結構忙しい。

しかし今年は、皆無。ステイホームからちょうど三か月。二か月間は一応学校の課題があったからいいけど、夏休みの子供たちのステイホームはキツイ。

ようやく一か月が過ぎた。残り一か月半。。。って感じです。

放置しておくと本当に子供たちがテレビとタブレット漬けになっちゃうと思います。ピアノを買い与えて練習させたり、馬に乗せたり、工作をさせてみたり、ご飯の支度を手伝わせたり、毎日何か気分転換になることを与えるのに必死。

そんな親の話題はいつも、「学校は始まるのかどうか、どうやって始まるのか」ということ。

今日ちょうど学校からメールが来ました。

「今のところ、再開を三段階に分ける。」

リスク低 ネットやUSBによるロングディスタンス教育(今までと同じ)

リスク中 少人数制にして、グループを分けて距離を取りながらの教育

リスク高 クラス全員が参加した教育

「レベルや必要性により、現時点ではリスクの低いロングディスタンス教育と、少人数制のグループ教育を混ぜてやっていく予定」

少人数制のグループ教育ではグループ同士は登校日やクラスを混ぜず、生徒同士は6フィートの距離を保って授業を受けるとのこと。一人の生徒が週に2回は学校に来て授業を受けられるようにする予定だということでした。

他の感染が少ない地域では「8月末から通常通り学校が始まる」と決定しているところもありますが、「学校に登校しなくてもオンラインでも同じように授業が受けられるようにするのでご家庭の判断に任せます」という学校が多いのではないかと思います。

果たして「子供たちが6フィートの距離を保てるのか、他のグループの子たちと接触しないか。」絶対無理だし、そんな友達と好きに遊ぶこともできない学校生活を想像するだけでかわいそうすぎて泣けてきます。

うちはまだ安心できない地域なので学校が再開してもロングディスタンス教育を選択する人が多いと思うのですが、そうなると今度は「子供たちを学校に行かせる意味」を問われる段階になりそうです。

ロングディスタンス教育の場合、先生と親の努力によって勉強のレベルややる気が恐ろしいほどに変わってくるので、「そもそも勉強をする意味ってなんだっけ」って考えてしまいます。

一生懸命ドリルをやるよりもYouTubeを見てYouTubeになったほうがいいのかもしれないし、この時代にあえて羊飼いをしていたほうがいいのかもしれない。大事なのは興味のあることにコミットして学び続けることだし、友達との関係、コミュニケーションが奪われた学校教育になるんだったら本当に学校の意味が分からなくなっちゃうなと思いました。

当たり前が当たり前じゃなくなる、Withコロナ生活。

ここまで頑張ったんだから、感染せずにいたい。でもどこかで感染は時間の問題だから、自分たちの身体を鍛えておかなければと思う気持ちもあります。

 

でも今日はめちゃくちゃ仕事がはかどって気分がいい!

どんどんあふれてくる課題を一つ一つクリアしながら頑張りましょうね!

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