日に日に花粉の量が増加しているのを体で感じてます。
薬が夜には効かなくなるので、鼻スプレーと目薬にもお世話になってます。
さて、昨日は子供に無意味にイライラしてしまいました。そんなこともあって、海外で子育てするうえでの「精神的な努力」というのを考えてみました。
海外で子育ての精神論
夫の協力必至
まず「子育ては、母一人では無理!」を理解する。
私の父母は完全なる「団塊の世代」で深夜残業、休日出勤もあり、母はほとんど一人で子育てをしていました。だからそれが「いい母親像」として刷り込まれていて、「他の人に子育ての助けを頼む」事にとっても抵抗がある。
世代もあると思うけど日本人はやっぱりその感覚がまだ強いので、まずそれを理解して、「周りをどんどん巻き込んでいくことを許す」ということが日本人母の子育ての始まり。
駐妻でも、外国人夫の妻でも、とにかく周りに助けが少ない海外での子育て。
となれば、日本での子育て以上に「周りをいかに巻き込むか」がお母さんの課題。
まずは、夫の協力をできるだけ得ること。
自分が出来ない事は、夫に頼む。夫が断れないようにちゃんとその関係をちゃんと作っておく(笑)
昨日はあまりにも朝疲れていたので、ご飯作って~と早起きした夫に泣きつきました。
逃げ場を作る
いつでも気兼ねなく子供を預けられる、「じーちゃんばーちゃん」という存在がない場合が多い海外での子育て。
うちでは夫側の「じーちゃんばーちゃん」は最初からいないので、完全なる「夫婦のみでの子育て」。
ありがたいことに、私を娘のようにかわいがってくれているナバホの父母がいるので、もうダメ・・・とか、女子会したいって思うときにはその父母に子供たちを丸投げします。
(実は子供を産む前は、そんなに仲良くなかったのだけど、子供を産んでからかわいがってもらうようになり、それにうまいこと甘えている。今になってみれば、そういう関係を作れて本当に本当によかったなと思っています。)
文化や習慣がちがうから、お互いに「全くもう、、、。」って思うこともたまにあるのだけど、もうそれは許していくしかない。もちろん決定的な問題だったらそれは別ですよ。
この前「もう、子供たちの爪いつも長いんだから。」ってチクっと刺されたけど、「そうそう、ここに来たら切ってもらうように伸ばしてあるの(笑)」って答えた。
ここで、いつもこんなこと言われるから嫌になっちゃう~って関係を断つのは簡単だけど、自分が必要な人なのであれば、許して、流していくのが海外での日本人母の技術の見せ所。
適当が一番
私は実は貫徹なA型人間なのですが、今ではそれをだれも信じてはくれません(涙)
そう、だって完璧は無理ってわかったから。
現状、家はぐっちゃぐちゃ、料理もしたりしなかったりムラがある、子供の勉強はすべて学校で、家ではテレビとおもちゃで勝手に遊ばせてる。
最初は家が片付かないことに、へこんだり、いらいらしていた。
イライラして子供を叱ってしまう自分に、またへこみ、毎日ちゃんと料理を作れない自分に、自己嫌悪していた。
子供に日本語を教えられない自分を、夫に責められた。
子供と遊ぶ時間もなくただ肌荒れが進んでいく自分をみて嫌気がさした。
こういう一連は、どのママもみんな通る道でまだまだ私もこの気持ちを繰り返していくのだろうなと思うのだけど、それを許さなきゃ、本気でノイローゼになったり、虐待しちゃったりするんだと思う。
だから、適当が一番。
誰に何を言われようが、自分のやり方でいい。
わけわからない人にわけわからない否定をされてへこむこともあるけど、なるべくそう考えるように自分を持っていきます。
(でもまだ根はA型で、ヘンなところで急に片付けだしたりこだわりだしたりするから最近はB型とかAB型とか言われることが多い。)
分からないですアピールの大事さ
海外で子育てをする上でメリットだなと思うことは、
この子は分かってないなと思うと「懐に入って助けてくれる人がとても多い」ということ。
だからこれも同じく、「周りをいかに巻き込んで味方につけるか」っていうのが課題。
「ママたちの情報がなきゃ生きていけない立場にある海外母」は、子供や自分のために情報を得なきゃいけないから、よく日本であるママ友問題のような“その人が好きか嫌いか”とかもはやどうでもよくなってくるわけです。
「え!?それって何?」「どんなイベントなの?」「どういう服装で行けばいい?」
とにかく、分からないことを色々な人に聞きまくる。
そうだ、あの人分からないかもしれないから教えてあげようって親切に教えてくれる人が増えてくる。そしたらこっちのもの。
うちのこの娘は小1なのですが、学校での出来事を聞いても気分で話したり話さなかったり。
宿題って言えるほどのものはないけど、たまにこれを覚えてきてとかそういうものがあるんだけど、それも自分で覚えていなかったり、私に話さなかったり。
ある日3日連続でそのやることを忘れて、先生から宿題を忘れてますよーってお手紙が来ました。
その時点で普通のアメリカ人の母ならマイナスの判断がついてしまいそうだけど、海外母の場合は、あ、このお母さん知らないのかも⁉って思われてちゃんと教えてくれる。
(そもそもそこで「この母はマイナス!!」って判断が下ったことを気にしないという精神力もつけなきゃいけないんですけどね。)
子育ては、毎日戦い。何事もバランスをとるのって難しいけど、精神を壊さないように、体を壊さないように、周りをいい形で巻き込んでいいバランスで生活していきましょう。
いつの日かそれを子供が見て、理解してくれる時が来ると信じている。グレたらじーちゃんばーちゃんに預ける(笑)
アメリカ、ニューメキシコ州在住、居住歴10年。ナバホ族の夫とリザベーションで二人の子育てをしながらインディアンジュエリーにかかわる仕事をしています。インスタ、ツイッター、Facebook、Youtubeがありますがインスタが一番身近な感じかと。
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