偽物のインディアンジュエリーとは

「デザインをコピーする行為自体」ではなく、「海外産のものをインディアンジュエリーとして売る行為」が問題になります。
今日の新聞に、アラブ系のジュエリー屋のオーナーの「偽物のインディアンジュエリーに関する裁判」の記事が出ていました。
彼らは1980年代から、メキシコや中国、フィリピンに本物のインディアンジュエリーを持って行って、デザインをそのままコピーして作り、それをアメリカにある自分たちの店で「インディアンジュエリー」として売っていました。
2000年ごろから厳しくなった「インディアンジュエリーの偽物」の取り締まり。
メディアが取り上げ、警察が警告を出し、最終的に法律ができたのでFBIによって押収されたという流れです。
売っていた人たちは、
「インディアンジュエリーとして売る」
(聞かれたら、インディアンジュエリーと答える。)
↓
「海外産としてインディアンジュエリーと一緒に並べて売る」
(聞かれたら、海外産と答える。)
↓
「海外産は一切置かない。」
というパターンに分かれて現在ようやくちゃんと区別がつけられるようになって来ているのですが、「海外産としてインディアンジュエリーと一緒に並べて売る」というお店はまだ存在します。
というのも、「①海外産を輸入してインディアンジュエリーと一緒に並べていたお店」で仕入れた「②アメリカの販売店」というのがたくさんあるから。
なので、ニュース番組で潜入し「インディアンジュエリーとして売るかどうか」という調査が行われたりもします。
今はインディアンジュエリーも信用の世界
日本のブランド品と同じ扱い。と考えるのがいいかと思います。
ブランド品をコピーした商品を売るのはブランド側が訴えれば違法で逮捕される事もありますが、結構まだグレーなお店が存在しますよね。
それと一緒。
ブランド品の偽物を買って、「騙された。」ってなったら真っ先にどう思いますか?
「知らなかった自分の責任!?」
「騙したお店の責任!?」
きっと一般的には答えはどちらもですよね。
ブランド品をそんなよくわからない店で買った、ちゃんと説明も聞かずに信じたあなたが悪いっていう意見。
偽物だという説明をせず売ってる店側が悪いっていう意見。
高い買い物をするのであれば、自分もそれなりに知識を持って責任を持って買う必要があると思いますし、もちろんそれ以前に店の方が商品についての知識をしっかりと持たなければいけません。
まとめ アンダーザテーブルの時代は終わり
アメリカでは「アンダーザテーブル」の取引と言われる、「真っ当にはできない、テーブルの下で取引するようなビジネス」というのが今どんどん明るみに出ています。
口コミ、タレコミしかなかった時代からどんな情報でも筒抜けですぐに広まる時代になり、これからもっともっと「アンダーザテーブル」の人たちは信用を失い、ビジネスを失ってどんどん狭いテーブルの下で生きて行かざるを得なくなっていくと思います。
ちなみに私は、「海外産のインディアンジュエリー風のジュエリー」の存在は否定していません。
それっぽいファッションジュエリーはまず安くてそこからホンモノが欲しいっていう「本物のインディアンジュエリーへの入り」になる可能性があります。
「コピーされるほど人気がある、コピーして作る価値があるものだ」というのもある程度いい事です。(人気がないならそもそもコピーする必要がないはず。)
あくまでも、「海外産をアメリカンインディアンが作ったジュエリーと偽って売る」事を否定しています。
実際に「これは本物ではないんですけど、」って言われたら「じゃあ本物ってどういうの⁉︎」って興味がわいて、「せっかくお金を出すんだったら本物が欲しいなぁ。」ってなる人がいます。
商品に対して嘘はどんどんつけなくなっていくので、本当に価値のあるいい物が残されていくでしょう!

アメリカ、ニューメキシコ州在住、居住歴10年。ナバホ族の夫とリザベーションで二人の子育てをしながらインディアンジュエリーにかかわる仕事をしています。インスタ、ツイッター、Facebook、Youtubeがありますがインスタが一番身近な感じかと。
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