先週は本当につらかった。。。
痛み止めが切れると息ができないぐらいの痛みを伴った親知らずで、大嫌いな病院に行かざるを得なくなり、その時のお話です。
アメリカの病院事情はやはり住んでみなければ分からない。日本とは本当に違うところがたくさんあります。
救急病院
日本に住んでいると、具合が悪くなればどこかしら救急病院を症状に合わせて選んで行くことができますよね。
歯が痛かったらその時の当直病院のリストなどを見て歯医者に行くことができます。
しかし、ここアメリカの田舎町には個人の病院というものがないので、平日の5時を過ぎると「すべてが総合病院の救急行き」になります。
私の場合一週間丸々痛みはあったんだけど「まぁこんなもんだろう」なんて思っていたら、痛みが木曜に悪化、金曜の仕事後に救急病院に行くことを決めたので、やむなく「総合病院の救急」へ行ったわけです。
総合病院の救急ですから、私のような「歯が痛い患者」は緊急患者ではないので、3時間4時間待たされることもざら。
娘が風邪で吐き気が止まらず救急に連れて行ったときに交通事故の患者が運ばれてきた時があります。一通り診察は受けて、薬待ちだったのですが、「この薬が薬局で買えるから、ごめん今急患が入ったから、ごめんなさいね。(自分で薬を買って帰ってくださいね。)」と言われたことがあります。
そういうのが当たり前です。
今回は3時間で診察から薬を受け取るまでできたので、空いていてラッキーという感じでした。
原因よりも症状の緩和
日本で入院したことがない健康体なので何となくの考えなのですが、日本では症状が出たら、「どこがどう悪いか」というのを徹底的に突き止めようとしてくれますよね。
でもアメリカでは、とにかく「今ある症状を和らげる」のが先。
(アメリカのナースの知り合いも、そういう風に習うという言っていました。)
どうして痛いかよりも、どうしたら痛くなくなるかの治療をする。
だから痛み止めの種類がものすごくいっぱいあるし、強いものをすぐに出してくれます。
というわけで私が処方されたのはトラマドール(tramadol)という鎮痛剤と抗生物質のペニシリン。
何も調べずにとにかく痛みがよくなればと思って飲んだら、その後副作用がすごいこと。
吐き気、めまい、眠気すべてが訪れて一日中ベッドの中でした。
これはよく知られている話ですが、本当です。
市販の薬、例えば痛み止めのタイレノール。
日本のタイレノールは一錠200mgぐらいが普通ですが、アメリカのタイレノールは500mgまであります。(それを二錠飲んでいいことになっているから、1000mg!!)
イブプロフェン、アセトアミノフェン以上の強い痛み止めを出されたら、副作用があることを覚えていなければいけないことをすっかり忘れて丸一日苦しみました、というお話です。
保険がないと大金を払う
以前のこちらでもお伝えした、保険がないと最初の受付の時点で大金を支払わなければならない場合があります。
また保険の種類によっては、先払いで、後から保険会社に請求しなければいけないシステムも数多くあります。
今回行った救急病院では歯の治療などができる人がいなかったので、平日になり歯医者に行ってきたのですが、私の入っている歯の保険は先払いシステムなので先生に診てもらって薬を塗ってもらうのに$200かかりました。
(救急病院の請求はまだ来ていないので一体いくら来るかはお楽しみ。)
まとめ
というわけで、アメリカにいると病院に行かなくなる訳がこれでさらにお分かりになるかと思います(笑)
私みたいに医者から処方された薬が強すぎてよけい具合が悪くなるということもあり得ます。
異国の地で体調が悪くなると本当にストレス以外の何物でもないです。
体調には気を付けて、体調が悪くなった時のための知識もつけておくことが必要だなと改めて思った週末でした。
今は歯医者の薬が効いているようで、だいぶいいです。
でもまだイブプロフェン飲んでいるから、早くドラッグ生活から脱したいと思っているところであります。
(親知らずからばい菌が入って思わぬところで手術をすることになったとかいう話を聞いたので、私も明らかにおかしい痛みだと思っていたのですが、ばい菌は入っていなかったようです。)
アメリカ、ニューメキシコ州在住、居住歴10年。ナバホ族の夫とリザベーションで二人の子育てをしながらインディアンジュエリーにかかわる仕事をしています。インスタ、ツイッター、Facebook、Youtubeがありますがインスタが一番身近な感じかと。
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