去年2018年から2019年にかけて、日本は本当に変わったと思う私。
毎日いると「なんとなくしか変わっていることに気づかな」くて、この「変わったなと思うことも忘れてしまう」と思うのですが、今後自分が取り残されないためにもこの変化は記録しておきたいと思った今日。
便利なものを取り入れる人とそうじゃない人
キャッシュレス
アメリカは、いくら田舎だといってもデジタル化がどんどん進んでいます。
キャッシュレスは当たり前。
日本では○○ペイとか流行っていていろいろな会社がやっているけど、日本の現金主義はまだまだすごい。
新幹線の待合室のコーヒースタンドがカードが使えなかったのにはびっくりしましたが、みんなそれだけ現金を持ち歩き、銀行やATMへ行っているということですよね。
携帯にアプリを入れれば電車に乗れて、何枚もカードを持ち歩いたり切符を買いに行く必要はなく、チャージも自動でしてくれて、そのすべてを会計アプリがまとめてくれる。
こんなに効率的なことはないと思うのですが、その便利な道具を取り入れる人と取り入れない人の差がものすごくついてきているなと思います。
しかも、それは年齢に関係ない。。。
アメリカでも世代によってはデジタル化についていけてないでしょって言われそうですが、それもアメリカのほうが断然に進んでると実感します。
50代、60代、70代でもFacebookを使いこなし、そこでコミュニティを作り会話したり、ものを売り買いして副業をしてみたり、自撮り写真を撮って記録していたり、そういう人々は私が住む田舎町でも普通にいます。
人口2万人のギャラップの町のフリマコミュニティなんて言うのも立ち上がり、ビジネスの情報をツイッターやインスタで収集し、世界とつながっています。
日本にもそういったシニア世代の方も増えていると思いますが、便利なものを取り入れるかどうかは年齢とは関係ないとこの現状をみて実感します。
つながりを持つ人と持たない人
ソーシャルメディアは怖くない
アメリカではほとんどの人が持っているSNS。これも年齢や地域に関係なく。
土地が広いアメリカでは、なかなか会いに行くこともできない人もいるという物理的理由もありソーシャルメディアの重要性はとても高く、便利なものとして利用している人が多いです。
私の夫の家族はみんなが集まる日にちや持ってくるものなどをFacebookのコミュニティ上で管理しています。
リアルな生活でのつながり+SNSのつながりという感じ。
つながりを持って自分の世界をどんどんオープンにしていくことに抵抗がないのがアメリカ人。
夫の愚痴をつぶやいたり、自分のオタク趣味写真を投稿したり、自分は自分でそれを表現することを恐れない人が多いんでしょうか。
「自分をさらさないと相手もさらしてくれない」
というのはアメリカに来て一番学んでいることです。
変化を受け入れる人と嫌う人
外国人の増加
いやーそれにしても在日外国人が増えましたね。。。
2018年から2019年にかけて一番感じる変化はそれ。
観光客、働く人、すべてにおいて外国人が増えましたね。
「分からない」「話せない」ではもう済まない時代なんだなと実感します。
「分かろうとしなきゃいけない」「話そうとしなきゃいけない」
逆に在日外国人ウェルカムになれば日本はもっと楽しく豊かになっていくのかもしれません。
学校でも帰国子女や在日外国人は増え、それに対応できていない子供たちがいじめや心ない言葉をかけてしまったり、受け取る側は日本には行きたくない、もう居たくないという日本に悪いイメージを持ってしまい日本には帰ってこない子供もいます。
私自身もアメリカかぶれになっているのは承知していて分かっているけど、いざ「変だね」って言われると私も傷つき、あーやっぱり日本ってこうだよねとか思ってしまいます。
うちの娘はまだ深くは受け止める年ごろではないけど、それは私にとっても子供を持つ親にとっても、職場に外国人がいる誰にとっても他人事ではないはず。
少しずつ変化に対応していかないと、どんどん置いて行かれてどんどん自分の世界が狭くなっていくんだなと感じます。
しきたりやルール
今回展示会で行った大阪は中国人であふれていました。
中国人の店員さんを雇い、中国語で説明をするドラッグストアにはお客さんがあふれかえり、その隣で日本人を相手に昔ながらのスタイルでやっている夫婦の薬局には全くお客さんが入ってませんでした。
お金儲けや有名になることだけがビジネスではないというのはインディアンジュエリーの世界でも同じですが、変化についていかないと取り残されてしまうというのもインディアンジュエリー界でも同じ。
外国人は日本人の文化にとても興味を持って、心から知りたいと思っている。
そういう人を取り込んで日本の文化の継承者にしていく人も増えてますよね。
以前オーストラリアから来た弓道の人たちが温泉に入りたいと言っていたので、長野県にあるタトゥーが入っていても大丈夫な温泉に連れて行ったという話を聞きました。
きっとその温泉は外国人でいつも賑わっていると思います。
元々のしきたりやルールをどんどん変えていくことも大事。それが今後の日本の未来を発展させてくれるとしたら、やるべきなんだなと思う最近です。
まとめ
東京オリンピックに向けてさらに国際化がすすみ、この二分化はどんどん進んでいくと思います。
夫は、日本の電車にアルファベット番号がつき、ローカルの電車でも英語のアナウンスがあることに感激していました。
世界はどんどん狭くなり、秋葉原のアニメオタクがフランスのオタクとつながり、中学生の時には一切興味がなかった英語を使い始め、自分が生息していた一つの地域からどんどん逸脱して世界を広げていかなきゃいけない。
「他人に迷惑をかけるな」「あの人は変わっているから付き合わない方がいい」そんな風に人をはじいていくと生きずらくて、「あの人ヘンだけど面白いね」って許容していくと楽しく生きていけるのかなと思います。
アメリカナイズされた頭で日本に帰ってくると、本当にたくさん感じることがあります。
でも日本は大好き。どんな場所でも、どんな人にもいい面もあり悪い面もありますね。
アメリカ、ニューメキシコ州在住、居住歴10年。ナバホ族の夫とリザベーションで二人の子育てをしながらインディアンジュエリーにかかわる仕事をしています。インスタ、ツイッター、Facebook、Youtubeがありますがインスタが一番身近な感じかと。
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