突然ですが縁があってナバホラグの織りを習い始めたんです。

ナバホラグについてはこちら↑
手で作る意味
「人類最初の織機はおそらく垂直織機」だそうですが、その人類最初の織機である垂直織機をいまだに使って織っているのがナバホラグ。
突然ですが、以下の写真のどれが本当のナバホラグだと思いますか??
1
2
3
4
写真だと分かりにくいですが、
正解は1です。
値段の違いを見てみます。
1.ナバホラグ150ドル
2.チマヨラグ80ドル
3.メキシコのナバホ風ラグ30ドル
4.メキシコのナバホ風ラグ30ドル
作り方と、作られている場所が違うだけで同じようなラグでもこんなに値段の差がでてきます。
ではあなたはどれを買いますか??
安く大量に生産して、たくさん売って利益を出すのが商売の基本。
伝統工芸品は大量に生産することができないけれど、その効率化された品物と同じ市場で戦っていかなければいけない。
じゃあ伝統工芸品が存続する意味ってなんだろう?
変わらないのがいいところ

こんな記事を書いておきながら、インディアンジュエリーの流行りに振り回されている状況に今は少し疲れつつあります。
今流行っている人は誰か。
新しいデザインはどれか。
流行っぽいデザインにインディアンジュエリーを近づけたら売れるのか。
流行を追いかけて話題性を作り続ければ確実にお金にはなるのだけれど、インディアンジュエリーの売り方としてそれでいいのか。
ジュエリーをキレイに魅せて、おしゃれな感じで高く売れば利益は上がるのだけれど、それは作家の本位なのか。
作り手を自分の思い通りに動かすのではなくて、作り手が作りたい作品を売ってあげるべきじゃないのか。
そんな思いがグルグルと頭を回転する最近。
でも買い物をする側として、
「この人すごいですよ!」
「この作品新しいですよ!」
「これは昔の○○を復刻した作品なんですよ!」
っていう説明で、あと一押し背中を押してほしいという感覚もわかる。
でも、伝統工芸品というものは変わらないのがいいところでもあるんですよね。
流行りに乗り、有名になっている作家のことをうらやましいと思っている人もいるし、自分には関係のない話と思っている人もいる。
インディアンジュエリーは、ファッションでもあり、伝統工芸品でもあるから、流行でもあり、普遍でもある。
「たくさん売れたら万々歳!」というのは買い手も売り手も同じなんだけど、最終的な目標を分かち合いながら進んでいかなきゃいけないと思うのです。
まとめ
そんなことを考えながらいろいろ賢人の本を読み漁っていると、みんな言うことは「お金じゃないよ」ってこと。(笑)
いつも同じ。
代り映えしない。
飽きた。
こういう言葉で片づけられてしまうことも多々あるのが伝統工芸品の世界。
それでも、
叔母に教わった方法でナバホラグを織りづける。
自分の伝統的スタイルを貫く。
同じデザインを作り続ける。
そこの魅力をもっともっと発信していかなければいけないなと思います。
背景のある作品。
物語を買う。
後世に伝える。
それが伝統工芸の世界。

アメリカ、ニューメキシコ州在住、居住歴10年。ナバホ族の夫とリザベーションで二人の子育てをしながらインディアンジュエリーにかかわる仕事をしています。インスタ、ツイッター、Facebook、Youtubeがありますがインスタが一番身近な感じかと。
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