伝統に対する焦り

Indian Jewelry

Youtubeのフォロー本当にありがとうございます!

先週は、結構インディアンジュエリー界に衝撃が走った!?(知る人ぞ知る)という動画をアップして、個人的にはなんだかもう感無量でした。

動画は20本を超え、いちばん見られている動画(スティーブアルビソのメイキング)は1000再生を超えたー!!

 

でも現状の私の感想はというと、この数字は予想していたよりもぜんっぜん低くて逆にびっくりしているぐらいでもあります。

まだまだ全然存在が知られてない!!

どんなSNSでもいいから、お気に入りの動画を貼り付けて投稿をお願いいたします。

(いつもお願いばかり!)

 

さて、今日は私の仕事はもはや何屋かわからないっていう話。

現状を整理

買い付けをして、商品を売って、ショーに出かけて、SNSで発信して、Youtubeあげて、オーダーを作って、また買い付けをして、その合間にナバホラグを織ってみたり、自分で折り紙細工を作ってショーに出てみたり、子供に日本語を教えたり、旦那のジュエリーの方向性について話し合ったり。

 

時々、一体全体何をやっている人なの?どうやってその時間を捻出しているの?なぜそんなに必死になったの?とか言われます。

 

ただ最近人生は短いと本当に思うので(白髪が増えてきた笑)、残りの人生を自分&みんなにとって豊かにしたいと急激に思い始めたのです。

アラフォーのあるあるでしょうか?

 

アメリカに来た頃は本当にピースでスローな毎日を望んでいたのですが、そういう考えになるともうやりたいことをリストから消していくしかありません。

インディアンジュエリーの深刻な問題
今日は親知らずを抜くのに半身麻酔の手術をしました。(変な方向に生えてきてしまったので普通の方法では抜けなかったみたいです。酸素に点滴、心電図までつけられて恐ろしかったですが、手術自体は20分ぐらいで終了。何をやるにも体が資本です!...

伝統工芸の世界に身を置く人として、「未来が不安」というのは常に付きまとう問題です。

作り手は、

後継者がいない

始め方が分からない

 

買い手は、

値段が高くなった

偽物と戦うのが大変

欲しいものがどんどん手に入らなくなっている

 

どちらも、ものすごく「未来が不安」です。

 

閉ざされて、政府の支配下に置かれ、自分のジュエリーが他人の人生を変えていることなんて一切関係がないと思っているネイティブアメリカンの人々。

 

でも、モノがあふれ、どこでも同じようなものが同じぐらいの価格で買える今、

その人の手でしか作ることのできない、背景のあるネイティブアメリカンジュエリーに惹かれる人というのはすごくたくさんいます。

 

だから本当は「未来は明るい」

 

全体的な作家の数や、素晴らしい作品の数や、売りやすい作品の数は確かに減っているけど、欲しがっている人たちがまだまだいる。

 

でもその文脈の前半だけを切り取ると、やばい、「未来が不安」ってなるんですよね。

 

だからその前半の問題を解決するべく、毎日色々なことをやっている。

日本人の私がやらなくてもだれかがやってくれるかもしれないけど、ネイティブアメリカンの才能のある人々がどんどん尻つぼみに政府のお金でしか生きていけなくなってしまう未来なんて悲しいなとも思うし、ただ単純に伝統工芸というものにトリツカレているのかもしれないし。

 

今私の旦那はギャラップの町で行われるアートショーの長?的なポジションでアートショーの指揮を執っています。

サンタフェインディアンマーケットはとても有名ですが、サンタフェにいるジュエラーというのは本当に少し。

実際にいる作家のほとんどがギャラップの町の方が近いのですが、ギャラップの町には私の店しかり、トレーダーの経営する店が牛耳っているので、「ネイティブアメリカン作家のためのアートショー」というのがありませんでした。

3年前からそれが始まったのですが、作家と市でやっているからもうとにかく試行錯誤。

 

毎回「本当のジュエリーとは何か」という議論になるそうです。

本物のインディアンジュエリーって何?
週末は先日ブログに書いたラスベガスのNFRに行ってきました。人は多かったけど、やっぱりたまに気分転換して都会に出るのもいいものだなと思いました。 それと同時に、たくさんの出展者やカウガール、カウボーイたちを見ましたが、「本物の...

 

ただ売り上げをあげるだけではなくて、いいものだと分かってもらい、価値を高めて、理解を深めなければいけない。

だから、Youtubeも始めました。

作り方見てると、本当に作品に対する愛があふれてくるんですよ。。。

 

毎週土曜にあがります。

結局、宣伝でした(笑)

 

 

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