シガレットとタバコとスモークの違い

Native American

ブログ更新が遅れてしまいました。

旦那のジュエリーショーについて行き、新しい出会いにまた脳内覚醒が起こりまくり、脳だけが動いているような毎日だったので少し心に潤いを与えたいと思います(笑)

 

 

さて、今日はネイティブアメリカンにとっての「タバコ」の話。

それぞれがみんな違うもの

シガレット

地域や部族によって考えは変わるかもしれないので、私の周りの人たちの分け方で分けていきます。

まず、シガレットは日本の一般的なタバコ

日本でも禁煙ブームで喫煙人口がかなり減ったと思いますが、その現象はアメリカの方がとても速く、ネイティブも同じ感覚なので、タバコを日常的に吸う人というのは私は多数のネイティブを知っていますが、その中でも日常的に喫煙する人は一人しかいません!!

「日本に行くとタバコのにおいがする」とかよく言われますが、アメリカ人の喫煙人口は結構低いんです。(だからタバコを吸う場所には皆さんお気をつけて!)

 

WHOの2018年の喫煙率統計
日本 70位 33.7%
アメリカ 104位 24.6%

タバコ

Chewing Tabacco 

噛みタバコと言われるもので、これは結構一般的。大リーガーと共に文化として残るかみタバコ。

ミント味など色々あるこの噛みタバコを大量に口の中に入れ、つばと一緒に吐き出すというもの。

科学的にニコチンがどうとかはよくわからないけど、シガレットよりも何となくそこまでは体には悪くないってイメージな感じです。

(気が向くとうちの旦那も噛みタバコ噛んでます。)

ネイティブタバコ

本日のメインはここ。ネイティブタバコは、「マウンテンタバコ」とも呼ばれることがあります。

これがマウンテンタバコと呼ばれる植物らしいです。

マウンテンタバコだけではなく、色々なハーブをブレンドしたものがネイティブタバコ。

儀式のときはそれを陶器のパイプで使うこともありますが、そのブレンドを紙で巻いたものがネイティブアメリカンの儀式を扱うお店で売っていたりもします。

 

ネイティブアメリカンにとってタバコは嗜好品ではなく、神聖なものであるということがポイントです。

儀式のときに欠かせないタバコ。

自分の祈りが煙にのせて創生者まで届くという「祈りをささげる」という意味

自然の煙を自分の体に浴びて、自分を「浄化する」という意味があるそうです。

 

↓あまりにも寒かったので、家の中でマウンテンタバコを吸うシーン。

ライターは使ってはいけないらしいです。薪ストーブの炭を使ってます。

肺に入れて吸うのではなく、口から吐き出す煙が重要。

その煙を、「浅草寺で悪いところに煙をあてるように」頭から体まで浴びていきます。

祈りを体にしみこませる感じ」でしょうか。

 

ネイティブアメリカンにとってタバコはシガレットとは全く別物なのです。

 

おまけ スモーク

彼は「スモーク」するんだよね。

という場合は、大概の場合マリファナ(大麻)です。

ニューメキシコ州では合法ではありませんが、コロラド州とカリフォルニア州ではマリファナは合法なので、普通にスモークしている人がいます。

メディカル大麻などもたくさん出回っているので、「マリファナ」=「ヤバい」っていう日本のイメージとは少し違います。

まとめ

日本では一言でまとめられる、「タバコ」

アメリカではこんな風に色々な種類があって、特にネイティブアメリカンにとっての「タバコ」という存在は全く普通のタバコの存在とは違います。

 

「自分を浄化し、神に祈りを届けるツールとしてのタバコ」というお話でした。

 

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