こんにちは!店の前の大工事が始まり、店にたどり着ける唯一の一方通行の道が通行止という悲惨な状況。コロナの時期で逆によかったけど、あと一年この工事は続くそうです!!
さて最近近況報告をしていなかったのですが、ニューメキシコの状態も少し前と変わったところがあります。今日は現状報告です。
ニューメキシコはまだ増えています。
ギャラップを含むマッキンリー郡が州内での感染者は最大だったのですが、昨日ついにアルバカーキを含むバーナリオ郡が追い抜きました。でも亡くなった方の数はマッキンリー郡の方が多いですね。
人口200万人のニューメキシコ州。(東京は人口3700万人)
アメリカ全土で経済再開後に顕著なのは、都市部での感染拡大が増加しているという事。
ニューメキシコ州の周り、テキサスとアリゾナもかなり深刻で、アリゾナからニューメキシコ州に患者さんが搬送されています。↓丸の大きさが感染の大きさを表します。
ナバホネーション全体での感染者数はこちら。真ん中に抜けているところはホピのリザベーションですね。
上は総合の感染者数なので多く見えますが、新規感染者は減ってきています!!!
今の決まり
●マスク
ニューメキシコ州では、マスクはしていなければ罰金という決まりになっています。罰金は最大100ドル。大体は注意して聞く人が多いと思うのですが、なぜかマスクを断固拒否する人もまだいて、アメリカ全土でマスクを義務化する場所とそうじゃない場所があって、マスクの是非が未だにニュースのネタになっています。
ただのマスクなのにね。どこまで戦うのだろうか。
先週はもうコロナは十分だー!っていう人たちが市民センターに集まり、各自が色々なメッセージを書いた看板を手に三密、マスクなしで抗議運動をしていました。
「第二波なんて来ていない!」
「政府が人々を陥れようとしている」
「早く元の生活に戻してくれ」とか。
マスクを強要されることを州政府に訴える人までいるようです。
日常生活では、どこに行っても肌感覚としては90%の人がマスクをしています。
●ナバホネーションでの門限
平日は夜8時から朝5時、週末は金曜の夜8時から月曜の朝5時までを外出禁止とする門限はまだ施行中。なので基本週末は外出できません。もう少し慣れてきて忘れて外出してる人も多いですが、今週はナバホ警察が出動していてダンナのいとこは1000ドルの罰金のチケットを渡されたそうです。
●州外から来た人は2週間自己検疫
ニューメキシコ州以外のところから入ってきた人は、2週間の自己検疫が義務付けられています。が、州をまたいで移動することは県をまたいで移動するのと同じように簡単で日常のこと。実際に州をまたぐたびに2週間家に籠る人なんているのかは分かりません。
●ソーシャルディスタンス
これももう常識としてやるべき事なのですが、守るのって実際難しいですよね。スーパーや店のレジ回りには2メートル間隔のテープが貼ってあり、そこで待つべきなんだけど結構守っていない人も多いし、逆に店員さんがぐんぐん近づいてくることもあります。
●やってる店とやってない店
レストランは全て店内飲食が禁止。パティオや外で50%のキャパなら着席OK。なので急遽縁側にテーブルを出してお客さんが外に座っている飲食店を見ることも多くなりました。あと「ノーコンタクトでお持ち帰りできます!」という広告もよく見ます。
例えばピザのチェーン店はアプリでオーダーする時に車種と色を入れて、店の駐車場に着いたらそのアプリの「着きました」ボタンを押すと店員さんが車まで届けてくれる。ホームセンターやWalmartなど大きいチェーン店は今ほとんどこのサービスがあります。
カジノやスポーツジムや教会も再開していますが、運動をする時でもマスクは義務付けられています。
空いていないのは映画館、屋内のスポーツ系とコンサートやロデオのイベント。
なので基本普通の店はやっています。あまり触れない、触らないような工夫をし、お客さんが来るたびに除菌をしてみんな頑張っています。
この前保険会社の受付の知り合いから聞いた話ですが、ある日ナバホのおじいちゃん(ナバホ語しか話せない)が保険料を払いにきたんだけど、支払いの時になったらマスクをとっておもむろに指を舐めてお金を数え始めたから、おじい!指は汚いから舐めたらいかんよ(勝手に解釈)と怒ったのよって言ってました笑 キャッシュレス、タッチレスで現金を使わない文化はもっと広がっていくでしょうね。
という感じでみんな普通に買い物に行っていて、ショッピングモールも普通に開いています。ちなみにアルバカーキのコストコに金曜行ったら、店内に入るための行列が30人ぐらいできていました。並ぶのは面倒だけど、逆に人数を制限していなくて店内に人がいっぱいいるストレスというのもハンパないので、時間をずらし買い物している人が多いと思います。
このまま数が減らないと州でのロックダウンと州政府が言っているので、それは避けたいところ。
緊急の失業保険の期限はあと10日。
ワクチンが一般的に実現されるまではまだこの生活が続くでしょう。
どこも安全とは言えない世界。気をつけながら生活をしていくしかないですね。
アメリカ、ニューメキシコ州在住、居住歴10年。ナバホ族の夫とリザベーションで二人の子育てをしながらインディアンジュエリーにかかわる仕事をしています。インスタ、ツイッター、Facebook、Youtubeがありますがインスタが一番身近な感じかと。
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