慣れないSNSの設定やリンクに手間取っているYOKOです。（本名はRyokoですが、アメリカではYokoっていうとOHオノヨーコ！と言ってすぐに覚えてもらえるのでアメリカではYOKOでまかり通ってます。お母さんお父さん、ごめん笑）
ABOUT MEのページに全部リンクまとめたので、シェアとかフォローとかツイートとかバンバンできる方、ご自由にどんどんお願いします。
さて、今日はいつもとは志向がちがう「このブログを始めた理由」というお話です。
一か月半ぐらい、お店に卒業旅行でアメリカ横断しているという大学生3人組が来ました。
お店に入るなり、「コディサンダーソンありますか？」って聞かれました。
「コディの作品はないけど、うちは作家から直接買っていてこうやって作家の名前でディスプレイしてあります。・・・」と色々説明して接客していました。
大学生のうち一人は、日本ブランドであろうシルバーのイーグルのペンダントを付けていて、単純に興味があったので、「最近の大学生ってアクセサリー着けるの？インディアンジュエリーってどんな感じなの？」って聞いてみました。
そしたら、「いや、これ着けているだけでチャラいって言われますよ。」と言ってました。
しばらくしたらアーティストが店に商品を売りに来ました。「彼はこの人で、ここの作品を作った人なんですよ。」って彼らに説明して、アーティストが帰った後、「まじすげえ、っていうか普通の人たちなんですね。普通に洋服とか着ているんですね。」って言い、その後も色々とアーティストの現状とか説明して、彼らは弾丸アメリカ横断ツアーに戻っていきました。
現状はこんな感じなんだ、ってなんか愕然としました。
書くのが難しいけど、話のポイントは
インディアンジュエリー＝コディサンダーソン、みたいな現状。
（コディサンダーソンはインディアンジュエリー界を超えてブランドとして大成功している人。夫を通して友達になり、今も時々お店に寄ってくれては話す仲で、今後の展開なども色々話してくれます。コディのビジネスセンスは素晴らしいです、ナバホの中でも突出してセンスがある人なのであえて名前を出して書きます。）
今は少し落ち着いたけれど、2015年から2017年ぐらいまでに日本ではインディアンジュエリーの露出数がぐっと増え、雑誌掲載、売り上げ、目に余るぐらいの成長がありました。それでもやはり一握りの人にしか知ってもらえていない、インディアンジュエリーって色々な作家が作っているということすら知ってもらえていないという事実。
シルバーのペンダントを着けている＝ちょっとチャラそう、みたいな現状
（彼らは有名な私立大学の子たちだったけど、薬学部って言ってたからファッションとかはあまり興味のない人もいたとは思います。）
アクセサリーがまだまだ日本では認知されていない現状、もちろんそうじゃない人もいるしこのブログを見てくれている人なんて特に理解できない人がいるかもしれないけど、それが大学生の本音だということ。
インディアン＝普通にいるんだ、知らなかった、みたいな現状
これが一番、本気で言ってる⁉って思っちゃいました。「シャツとか着るんですね」って言ってました。知ってる人からしたら「いやいやそれ話盛ってるって！」って言われそう(笑) でもそれが本音、一般人の意見。
私は、ここ数年のインディアンジュエリーの飛躍で、インディアンジュエリーというファッションアイテムだけじゃなくて、その背景にある歴史とか、インディアンとは何ぞやみたいなものも一緒に一般化されているものと思っていた。
でも、そうじゃなかったみたい。
インディアンジュエリーも、ネイティブアメリカンも、まだ一般的な日本人にしたらコアな世界で、現実から遠くかけ離れているということ。
だからもっとネイティブアメリカンについて、インディアンジュエリーを作っている人たちや彼らの生活について、知ってもらって発信していかなきゃいけない、って心底思いました。
（彼らとはSNSでつながり、店でも一生懸命説明したから彼らの誤解はかなり解けたと思う。）
第一に私はずっと自分は私生活をさらして生きていくようなキャラではないって思っていたし、基本ズボラだからそういうのなんかめんどくさって実は思っていました。
自分を売り出せるほどの自信もなかったけど、考えてみたら日本人で「一番とんでもない量のインディアンジュエリーを仕入れている」のは私だと思うし、「一番現地の人と会って話している」のも私。そして「夫はネイティブアメリカンのアーティスト」！
ヤバい、レアすぎるぞ、何かやらなきゃって思った次第。
（カッコつけた理由だけではなく、物理的に子供が2歳をこえて少し時間に余裕が出てきたからというのもあり。）
「インディアンジュエリーの知識」という面では、他のたくさんのバイヤーさんがそれぞれの知識を持っていて、それぞれの作品を扱っていて、30年以上も毎月のようにアメリカに来続けているバイヤーさんには敵わない部分がめちゃくちゃあります。お世辞じゃなくて心の底から尊敬しています。
いつもお話しする色々なお店のバイヤーさんたち、話したことはないけれどアーティストから話を聞くバイヤーさんたち、ジュエリーを取り扱ってくれているアパレルのお店、毎日必死でジュエリーのことを接客する店員さんたち、それを買ってくれるお客様。
ジュエリーなんて興味ないけどインディアンのスピリット的なものには興味あるって人、アメリカに観光でリザベーション通るからなんか知りたいって人、私はただカウボーイの文化について知りたいって人、などなど。
そんな色々な人たちに拡散してもらえるブログになったらいいなと思います。
というわけで冒頭に戻り、もっともっとただ読んでもらえる人を増やすために、慣れないSNSの設定やリンクに手間取っているYOKOです。(笑) （フォロワーとか、友達の数とか、全く意識したことなかったツケです。すべてググれる世の中、最高。）
再び↓
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アメリカ、ニューメキシコ州在住、居住歴10年。ナバホ族の夫とリザベーションで二人の子育てをしながらインディアンジュエリーにかかわる仕事をしています。インスタ、ツイッター、Facebook、Youtubeがありますがインスタが一番身近な感じかと。
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