今日は大変なニュースが出ましたね。
朝起きたら同級生のライングループのメッセージ30件で何事かと思いました。
「公立の小中高休校」
「感染している人に近づかない」しか防ぎようがない今、仕方がない政府の決断だとは思うけど、テレワークができない親は休んで給料が減ってしまうか、子供を家で留守番させるか、何かをどこかで犠牲にしなければいけなくて、皆さんが家族会議をされているところだと思います。
では、アメリカではどうか。
(追記)新しい状況をこちらに書いています↓
今のところ、通常営業
都会からも離れたニューメキシコ州のリザベーション。
少し走ったアルバカーキ、アリゾナ州のフェニックスも先週行ってきましたが、ニュースを見たり、生活する限り何の変化もありません。
増えたのは、日本人からの問い合わせぐらい。
「病院は近くにあるか?」
「インディアンマーケットは通常通り開催されるのか?」
「インフルエンザがすごいらしいけどどうか?」
「マスクをしても大丈夫なのか?」
などなど。
私の答えはいつも、「すべて通常通りですよ」という今です。
マスク事情
日本では大きな話題となっている「マスク品切れ」問題。
アメリカでは、「マスクは普通の生活ではしない」というのが常識です。
特に田舎町。
普通にマスクをして変じゃないのは医療関係者と強盗犯ぐらい(笑)
アメリカに来た時、風邪をひいて移さないようにと思ってマスクをしていたら、会う人会う人にジロジロ見られるし、知り合いにもマスクはしないほうがいいよとアドバイスされました。
「感染を防ぐためのマスク着用」という考えが一般市民にいきわたっていない。
ということは今マスクをしていると、特にアジア人は「感染者かもしれない」という考えが頭をよぎり、避けられるらしいのです。
(でもこの緊急事態で、都会ではマスクをする人も増えてきているしマスクを買う人も増えていると聞きます。)
アジア人だから、「ただ感染を防ぐ」だけじゃなくて、「感染していると思われることを防ぐ」というのも考えなければいけないんですねぇ。
私の体感としてはアメリカのド田舎で、まだコロナウイルスの偏見を感じたことはありません。(もちろんずっとここに住んでいるから感染と結び付けられないというのはあると思いますが。)
が、今ドイツに住む妹の話では、「マスクをして外歩いたりすることなんてもってのほかだし、咳をするのも感染者と思われる可能性があるから気を使う。」ということ。
ニュースを見ていても、アメリカよりもヨーロッパはアジア人全体に対する偏見が強そうだなと思います。
インフルエンザがすごいらしい
アメリカはインフルエンザがすごいんでしょ?
これもよく聞かれます。
っていうか、そう聞かれて「へーそうなんだと思いニュースを調べた」って感じです。
インフルエンザは予防接種があります。
10月ごろからみんな予防接種を受け始めるし、受ければたとえ型が違うインフルエンザにかかったとしても症状が悪化しにくいというのはアメリカ国民が普通に知っていることです。
ワクチンが品切れしていた時は一週間待ちとかありましたが、予防接種は薬局に行けば誰でも受けられる。子供には、予防接種をしてくださいという通知も来ます。
インフルエンザにかかってしまったら、病院ですぐに検査をしてもらえて、ちゃんとタミフルなどを処方してもらえます。
予防接種を受けてなかったり、持病があって高齢だったりしてリスクがある人たちが危険なのであって、リスクを減らす手段はあります。
まとめ
「不安な情報ばかり収集してはいけない。」と私は常に思っています。
今この瞬間もコロナウイルスの対策のワクチンを寝る間を惜しんで開発してくれている人がいる、そう思うと感謝の気持ちがわいてきます。
そうやって人間はつながってきたので、周りのことも考えて自分に今できることを一つずつやっていくしかない。
政府の対応もその考えの一つです。
私たちには「いち早くケアが見つかることを祈る」しかできることはないので、昨夜は家族で教会に行き、お祈りをしました(笑)
どんなことがあっても、冷静で親切でいることが必要。とパウエル元国務長官の言葉。
と、今日はアメリカのリアルな体感をお伝えしました。
新しい状況をこちらに書いています↓
アメリカ、ニューメキシコ州在住、居住歴10年。ナバホ族の夫とリザベーションで二人の子育てをしながらインディアンジュエリーにかかわる仕事をしています。インスタ、ツイッター、Facebook、Youtubeがありますがインスタが一番身近な感じかと。
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