身体は神様と直結する話

Native American

インスタをフォローしてもらっている人にはわかると思うのですが、今朝は雪が積もりました!

 

(インスタの方はまったく個人的な写真しか載せてないので今後どうしようか考え中。)

しかし明日は20度を超える予想。花粉症がまだ治りません!!

 

さて今日は、タイトルだけでは分かりにくいかな。

ネイティブアメリカンの人々は、「自分のスタイルやいでたちが、神様に直結するという考えを持っている」話。

右は女性、左は男性

右脳、左脳ってありますよね?

右はひらめきや直感、創造性で女性が得意とする分野

左は分析力や数学理解力で、男性が得意とする分野

と言われています。

ナバホ族の人々は、体の右半身は女性を意味して、体の左半身は男性を意味すると信じています。
ネイティブアメリカンの人々は何か悪いことが起こった時や儀式のとき、自分を浄化しクリエイターに守ってもらうときに、イーグルフェザーを使います。
(イーグルフェザーをパシパシやってる所)
メディスンマンを呼ぶ儀式ではなくても、日常的にシダーという杉の一種を焚き、その煙をイーグルフェザーをつかって全身を浄化します。
(セージはナバホ族ではあまり一般的ではなく、平原部族やカリフォルニアに近い部族が主に使います。シダーはナバホ族には欠かせない儀式の道具。)
その時イーグルフェザーを使って、男性であれば左のつま先から、女性であれば右のつま先からイーグルフェザーを体に当てていきます。
そして全身を浄化し、神様に守っていただく。
(浅草寺で煙を全身にかける、簡単に言えばそういうイメージです。)

髪の毛は長ければ長いほうがいい

これは観光客向けに行われたホピのコーンダンスのデモンストレーションを撮ったもの。(本物の儀式は撮影は絶対NGです。)
髪の毛は、空から降ってくる雨を現します。

長ければ長いほどいいです。

特に頻繁に儀式を行うホピ族、ズニ族、サントドミンゴ族の人々の女性は基本、髪が長い。

 

ちょうど先週ハンバーガーを食べに行ったレストランで、ふくらはぎまである髪の長い女性を見ました。

「髪が長くて、まっすぐできれいな黒髪が、すてき!」と伝統的にはとらえられます。もちろん若い子はいろいろな色に染めちゃいますけど。

空から降ってくる雨を現すので、ストレートがいいです。

これは女性だけに限らず、男性もです。

髪が長くて、みつあみしていたりまとめているネイティブアメリカンの男性、素敵です。

ただそれがネイティブアメリカンのスタイルだからではなく、儀式に参加したり、雨を祈るという意味があります。

 

(全然関係ないですけど、ネイティブアメリカンの髪質って本当に太くてコシがあって、ハゲが少ないそうです。だから、ネイティブアメリカンの使っていた自然のシャンプーをハゲ防止で売っている会社があるぐらい。)

 

雨が降らないニューメキシコ、アリゾナにとって雨は作物を育てる恵です。

ネイティブアメリカンにとっての、水。
今朝、水が出ない!「やばい凍った!」と思ったら、ただ「タンクの水がなくなっていた」というので一安心したYokoです。 この安心はきっとリザベーションあるあるだと思います。(笑) さて、ネイティブアメリカンのアートやジュエ...

 

タトゥー反対

 

身体は、クリエイターに借りているもの。魂は、クリエイターに所属するもの。

 

クリエイターは創生者、創始者といわれるすべてのものを作った神様のような存在ですね。

だから、魂をクリエイターに導いてもらうために祈ります。

 

ということは身体は借り物なので、伝統的な信仰がある人々にとって借り物の身体にタトゥーをするなんて「モッテノホカ」です。

ここら辺は日本人もわかる感覚かと思いますが、たしかに白人さんよりもタトゥーが入っている確率は低いかもしれません。

もちろんこれも髪と同じく、「ネイティブアメリカンである誇り」としてのタトゥーを入れる人々も多いのでこれはかなり緩いルールになってきています。

メディスンマンは、身体の右にタトゥーを入れたら、女性の性や感覚を傷つけ、左に入れたら男性の性や感覚を傷つけると言うそうです。

 

まとめ

身体に関する話は、かなり昔の日本人の感覚と近いところがあります。

「親にもらった身体を。。。。」とか言いましたよね。

それがネイティブアメリカンの場合、「クリエイターにお借りしている身体を。。。。」となるのでしょうか。

どの文化も、「伝統的な信仰や意味から作られた迷信っぽい精神的な教え」が廃れつつあります。だからそれが固有の文化として残っている日本人は、ネイティブアメリカンのその精神論に共感して尊敬するのだと思います。

若いときはいったん道を外しても、結局その文化の素晴らしさって心に染みついていてどこかで誇りに思い、鼻が高い気分になるものです。どういう形であれその意味と歴史を継承してほしいと思う、完全外人のYOKO@最近日本の伝統工芸も好きすぎる、です。

 

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