ナバホ族はディネ!?四つの神聖な山とは

Native American

急にブログの更新スピードが上がったな、どうした!?って言われましたが、やっぱりなんだかあまりにも情報が少なくて、全然知ってもらえていない現状に焦りを毎日感じているからです。

夜な夜なWiFi環境の悪いリザベーションから発信しています。だから更新時間がヘンです(笑)

 

私は販売員なので「情報を伝えることの重要性」は動かなかったものの少しは感じていましたが、夫は職人気質なのでやはり「わかってくれる人がわかればいい。」という考えでした。

それが今では少し私がどんな情報を発信しているかに興味を持ち、アメリカ人向けにも発信ツールを開拓しようと二人で新しいプロジェクトを作るまでになりました。

 

私一人が発信する情報がすべてではありません。何十万人といるネイティブアメリカンの人々がすべて私が言っている通りかというと、お分かりの通り、もちろんそうではない。

でもリザベーションに住んで、実際にネイティブアメリカンの人々と長く生活し、仕事をして、ぶつかり合っている日本人は私しかいないと思います!(いやあと二人ぐらいいるかも笑)

勉強ノートの中から抜粋して、歴史や神話にも少しずつ触れていきます。が、どうしてもマニアックになってしまいます、すみません。

Dinéとも呼ばれるナバホ族

ナバホ族は、NAVAJO(ナバホ)という時と、Diné(ディネ)という時があります。

これはナバホ族の創世神話とかかわってくるのですが、これも「ナバホ」か「ディネ」かは特にどちらを使うと法律で決められているわけではないので結構やっかいです。

「ナバホ族の人々は自分たちのことをディネと呼ぶ」と書いてありますが、実際に私はディネです!って言っている人を少ししか見たことがありません。

Diné(ディネ)は創世神話の中で「神聖なる地球の人々」という意味で使われれます。
創世神話の中では、ナバホの人々は1300年から1680年代にDinetahという場所にたどり着きます。
そこで農業を始めるのですが、それを見たテワ族の人々が彼らにつけた名前が「Navahu」でした。
Navahuは「耕された土地を持つ人々」という意味。
そして、1630年にアロンソという神父さんが「Navaho」という名前に変えました。

「Navaho」が「Navajo」の表示になったのはスペイン語の影響です。

 

クリエイター(創生者)に、「Ni hookaa Di yan Diné」=「神聖なる地球の人々」に名付けられたナバホ族の人々。

「ナバホ」という名前が部族を指す言葉として定着していましたが、1990年代前半に「ディネ」を部族を現す言葉としようという運動がおこり、現在では両方とも使われています。

4つの神聖な山


(ナバホネイションの旗、アメリカのアマゾンで売っている!アメリカの旗よりも雰囲気があって大好き!)

 

さてそれぞれの部族の創世神話の話になると、ギリシャ神話のようにかなりマニアックになってきます。

この旗を見ると、四つの色と山がありますね。

これが神聖な4という数字に結び付くのですが、ナバホネーションはこの4つの山に守られています。

Mt.Blanca(東) Mt.Taylor(南) San Fransisco Peaks(西) Mt. Hesperus(北)

この山々はすべてとても神聖なものとしてとらえられています。

以前Mt.Taylorに行ったとき、ナバホ族の夫はそこの湧き水で顔を洗い、浄化をするようにお祈りをしていました。

だから、この四つの山のエリアを超えるときにはお祈りをするべきなのだそうです。(超伝統的な信仰の人々は、という現状ですが。)

4つ目の世界

ナバホ族の創世神話、最初に出てくる話で、結構有名な話。

現在私たちが生きている世界は、4つ目の世界である。
世界は何回も滅びて、現在は4回目の世界ということ。
ではその1回目から3回目って??
1.黒の世界
2.青の世界
3.黄色の世界
4.キラキラの、または白い世界(現在の世界)

 

第一の世界は、地下の世界。この時人間は存在せず、昆虫のみの世界でした。

そこからの過程で今は地上に出てきました。(どちらかというと、エスケープしてきたという感じ。)

そういった話が神話として伝えられています。

これも、同じナバホ族でも知っている人と知らない人がいて、一部を知っている人もいれば、違った考えで伝えられている人もいる。

ナバホ族は、「書き言葉がない」言語。すべては口頭のみ。

私の夫もナバホ語は話すけど、読めません。(それほど書き言葉の必要性がなかったってことですね。)

だから、聖書のようにこれを読めば全部わかる!っていう教科書がないのです。

まとめ

「創世神話」とかいうとかなり怪しげなマニアックな感じがしますが、宇宙と人ができるに至るまでのいろいろな物語が含まれていてとても興味深い話ばかり。

私は学生のとき、こういう少数民族の話が楽しすぎて、民俗学者にもちょっと憧れました。

これはかなり前ですが、アメリカに住むずっと前、占いをやったら前世は「インディアン」でした!

きっと呼ばれてきているに違いない(笑)

 

昔のノートからまた少しずつ紹介していきたいと思います!

 

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