ジュエリーの簡単なお手入れ方法

Indian Jewelry

インディアンジュエリーのお手入れについて

最近よく聞かれるのが、インディアンジュエリーのお手入れ方法について。ほとんどがシルバーで作られているインディアンジュエリーは、銀細工なので、定期的にお手入れをしてあげる必要があります。

 

黒くなってしまったんですけどどうすればいいですか?

ターコイズの色が変わってしまうのはどうすればいいですか?

 

といった疑問に私が使っているものを紹介しながらお答えします。

硫化水素や硫黄に反応し、ジュエリーが黒くなる

シルバーアクセサリーが黒ずむ原因は、「硫化」です。「箱根の黒たまご」同様、硫黄の含まれている空気に触れるとその部分が黒くなってしまうというわけです。

硫黄は人間の体に含まれているものなので、汗や皮脂の付着によってもシルバーが硫化してしまいます。

 

日本に帰ると、シルバージュエリーが黒くなりやすい、と思います。

ニューメキシコ州は湿気が本当になく、乾燥地帯。なので汗をかくことがあまりなく、空気中も湿度が低いので、手で毎日ベタベタ触っているものは黒くなりやすいですが、そうでなければあまり色が変わることがありません。

でも湿度の高い日本。汗をかくし、空気中の湿度も高いのでジュエリーが黒くなりやすいです。

 

黒くしてつけるのが好きという人もいる。
もともと、いぶしの加工がしてあるものが多いインディアンジュエリー。
特にビンテージなどの古いテイストのジュエリーが好きな方は、シルバーを磨くなんてしたことない、黒い色味が好きなんだ、という人も多いのが事実。
毎日つけるようなジュエリーだったらいいのですが、長年つけていなくて久々に出してみたら変な黄色っぽい茶色っぽい色になっている場合は危険。
なんか独特な金属臭がしたりすることもあるので、こういう場合は磨く必要があります。

 

私がいつも使っているシルバー磨きはこれ。みんなご存知ポリマール。

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百均ショップでもシルバーの磨き布が売っていますが、ポリマールの威力と持ちにはかなわない。これで磨けば通常の汚れはきれいになります。

 

そしてさらに強力な、もうシルバーにしみこんじゃっている感じの黒みをとってくれるのがこれ。

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楽天で売っている!と思って感動したのですが、このジュエリー磨きはすごくいい。

特にキラッキラに仕上がっているつるつるした表面の汚れがこれを使うと一気に取れます。

ポリマールよりも厚みが薄くてティッシュの強度があるバージョンみたいな感じなので、このクロスをつまようじなどにかませ、細かい細工の間に入れ込んでお掃除することもできます。

 

 

意外と知られていないのが食器用洗剤で磨くという方法。

仕上げの磨きをするときにつく、バフ粉と呼ばれるものがジュエリーに付着していたり、明らか表面が黒ずんでいたりしたときに使える方法。

やわらかいスポンジに少し中性洗剤を含んで、汚れをふき取ります。

ウィンデックスは使える!

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アメリカでガラス拭きとしてどこにでも売っているこのウィンデックス。

いぶし部分を落とすことなく汚れを取ってくれるので、アーティストもよく使っています。
ウィンデックスをやわらかい布に吹き付け、それでジュエリーを拭きます。

シルバーのチェーンもウィンデックスできれいにすることが多いです。

 

これらはあくまでもシルバー部分の話なので、石の部分は触らずに!

石の手入れ方法

 

基本、何もしない。

水やクリームにつけてはいけない!
というのが石付きのジュエリーの基本です。
手を洗うときは必ず外す。
ハンドクリームをつける時も必ず外す。
その理由は二つ。
1.石の変色を防ぐため
ナチュラルターコイズは自然の石です。
紫外線により色が変わる。
体の油分で色が変わる。
それを楽しむのがインディアンジュエリーの醍醐味でもあります。
でも油分や水分を入れすぎると、鉱物自体の成分が変わってきてしまうため色が思わぬ形で変わってしまうことがあります。
買ったときに近い形で残したいのであれば、なるべく水分、油分は避けたほうがいいです。
2.石が落ちたり崩れたりするのを防ぐため
こちらも同様、自然の石が水を含みすぎると石割れの原因になったり、石が落ちてしまう原因になったりします。
前回のターコイズの記事で紹介しましたが、インディアンジュエリーの石の下にはおがくずが敷かれています。
おがくず部分に水分が入ってしまうと、下敷きの体積のバランスが崩れるため、石が外れる原因になることがあります。
石部分は何もしない。これが一番のケアです。

 

まとめ

毎日身に着けるものであればこういった手入れは基本する必要がないのですが、久々につけるジュエリーはケアの必要があります。

アーティストごとにいろいろな仕上げの方法、磨き方があるので、ケアの仕方も人それぞれ。

「自分色になるのを楽しむ」のがインディアンジュエリーの楽しみ方。

革製品の経年変化を楽しむのと同じ。

購入して身に着けるのももちろん、磨いてケアをしてあげる時間もインディアンジュエリーを楽しめる時間です。

 

 

 

 

 

 

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