日本のマーケットやコミュニティーがある都会だったらなんでも手に入るけど、「田舎町に住む」という前提で私が重宝しているものをご紹介します。
アメリカになくて日本にあるものって何?
どんなに小さい田舎町でも、「アジア人」というのはだいたいどこにでもいるものです。
ニューメキシコ州に多いのは中国人、ベトナム人。中華料理の店のオーナーや、ネイルサロンのオーナーなど。
彼らがいるということは、どこかにアジア人が使う食材や日用品が売っている場所があるということ!とりあえず顔見知りになっておいて損はないのは田舎町の小さいコミュニティーの特権です。
しょうゆ、乾麺、のり、お米、豆腐、春巻きの皮、焼きそば、キムチ。
人口2万人のギャラップのスーパーでもこの食材は手に入ります。
手に入りはするんだけど、よくわからない中国やアメリカのメーカーのものなので、日本の食品とは比べ物にならない。
最初はしょうゆがある!のりがある!うれしい!って思うのです。
でも時間が経ってくると、キッコーマンの薄口醤油が欲しいとか、山本山ののりが食べたいとか、それぞれの家庭の好みを欲するようになって、大体皆さんがネットで探し始めます。
まず私が買ったのはこれ。
アメリカの田舎町は、白米がまずい。中国人がやっているお寿司屋とかに行って、コメが不味すぎてげんなりするのはきっとあるあるです。
特にニューメキシコ州って標高が高いので普通の鍋や炊飯器で炊くと、沸点が低くて外はべちょべちょ、中に芯が残るご飯ができあがります。
でも圧力炊飯器だと日本のご飯のおいしさが味わえる、それだけで幸せなのです。
薄切り肉が売っていないアメリカ。
包丁で切るには限度がある薄切り肉。塊の肉はめちゃくちゃ安いのに、アジアスーパーに行って薄切り肉になったとたんに高くなります。
かなり悩んだ末、すき焼きも好きだし、牛丼も好きだから、昨年ミートスライサー購入。
収納はかさばるけど、私はもっと早く買っておけばよかったと思いました。
料理の幅が広がるし、何しろ薄切り肉を使った料理は時短になる!
厚いお肉はさっと料理できないから、薄切り肉があるというだけで気持ちが楽になりました。
日本で買うと持ってくるのが大変だと思うので、アメリカでミートスライサーで探して買うのがいいと思います。
オンラインなら。
欲しいものは
雑誌、本、動画、ゲーム、すべてオンラインで事足りるので、いちばん欲しいもの何?って聞かれると、私は「焼き魚と母のご飯」っていつも答えます。
(寿司屋はあるけど、おいしい焼き魚がある店ってないんですよね。)
皆さんにお土産で持ってきていただくのは、抹茶ポッキーや、柿の種わさび味や、ゆかりのおせんべいなど、日本でしか買えない少し凝ったもの。
そういうものが本当にうれしいです。
青梗菜はあるけど水菜が売っていない。
乾麺は売っているけど生麺は売っていない。
キューピーのしょうゆドレッシングはあるけどゴマドレッシングは売っていない。
米ナスはあるけど日本の柔らかいナスが売っていない。
1MMはあるけど、0.5MMの書きやすいペンがない。
とか、書き出すときりがない。
なくてももちろん生きてはいけるんだけど、いつもの日常生活に使っていたちょっとした細かい食品や製品がアメリカに長く住むと恋しくなります。
まとめ
たくさんの選択肢がある日本の食生活って本当に素晴らしい、とアメリカに来て思います。
外食といえば、メキシコ料理、ハンバーガー、油っこい中華料理。アメリカの田舎町には大した選択肢もないので結局家で作ることが多くなり、家でどれだけ自己満足ができるかが自分の楽しみにもなってきます。
きっとこれはアメリカだけではなくどこの国も同じ。
しょうゆが普通に売っているだけで幸せなことなのかもしれません。
長年住んでいると環境と気候の変化に身体が慣れ、その土地の食べ物に慣れてくるそうです。
アメリカ、ニューメキシコ州在住、居住歴10年。ナバホ族の夫とリザベーションで二人の子育てをしながらインディアンジュエリーにかかわる仕事をしています。インスタ、ツイッター、Facebook、Youtubeがありますがインスタが一番身近な感じかと。
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