
この記事で、「露出量が多いからいいアーティストとは簡単に言えないよ」っていう話を書きました。
インディアンジュエリーで技術の部分を見る
では露出量のほかに、作品を見ていいアーティストかどうかってどう判断したらいいんでしょう?っていう疑問がありますよね。
作風がたくさんあるので一概には言えないけれど、一般的に、
作品にズレがないかどうか
というのは技術を見るうえでの測りとなります。
カットの線が完璧。
ロウ付けの跡がない。
スタンプにズレがない。
石が欠けていない。など・・・。
インディアンジュエリーを知っている人ならわかると思いますが、こういう完璧な作品ってほとんどないですよね。
でもハンドメイドで作家が作っているから、インディアンジュエリーではそれが味として魅力となります。
コインシルバーだから少し亀裂が入っているのがいいんですよね。
石がぼこぼこしているけど、自然のものですからね。
スタンプがここズレてますけど、ハンドメイド感が出ていていいですよね。
完璧でない事が一点もの感を出していて、その味がインディアンジュエリーの良さでもあります。
その裏に実は、完璧すぎると、ハンドメイドかどうか疑われるという事実もあります。
それなりに味を残しておかないと、素人には機械で作ったみたいに見える。だからあえて少しズラす。っていう選択をするアーティストもいます。
特にアートショーで出品する時などは、同じような作品をいっぱい持っているとハンドメイドと言っても信じてもらえないこともあるそうです。
すべてはバランス
作り手としてはプライドがあるので、「自分よりスタンプが下手なのに自分より人気があって理解できない」と言ったり、目の肥えたお客様は「この人は誰よりも正確で精密で一番技術があると思う」と判断したりして、これが結構議論になることがあります。
「下手に見えるスタンプワークの作品が20万で売られていて、私の方が絶対に上手なのに200ドルなのは理解できない!」という主張。
技術の面からみるとそうなのかもしれませんが、値段を付ける理由は技術だけではないですから、簡単には賛成できないというのが本音。
↓インディアンジュエリーの定義はここです。

ズレているような作風の人が実はすごく細かい作業ができたり、ものすごい細かく正確に作っている人は実はずらすことは逆に出来なかったりすることもあります。
どのアーティストの技術が素晴らしいかというのは本当に一概には言えず、「この人の作風は正確ですね。」「この人は大胆に作りますね。」「この人の技術は手で作ったと思えない程すごいですね。」と色々な解釈が売り文句になるインディアンジュエリーです。
なので結局やはりいつもの結論。自分で勉強して、感覚を磨いて、選ぶに限ります。
今日の仕事
今日は店のディスプレイを変えました。
こういうジュエリー最近見ないね、高くなっちゃったねというジュエリーへのがっかり感みたいなことをボヤく人が多いので(もちろん私もその一人)、そこを打破したいと色々試行錯誤しています。
なので他の店では見ることができないジュエリーをたくさん揃えているという自信はありますが、うちのジュエリーを見てコピーする人が多々いるのも事実で、それでマーケットが広がってくれればいいとも思うので、色々なお店を見て決めるのがやっぱり一番です。
時々二人、たまに一人でお店にいるので、用事で勝手に閉めちゃうこともあればネットショップは手が届かず全然潤っていません。
理由はただの人手不足なのですが、高い商品を預けるスタッフにリスクがある人を雇うわけにはいかず(ネイティブの人って仕事になると本当に難しい)、そして結構頻繁にキャパオーバーでパンクすることもあるので、結局は「できることを適度にやる」という今のスタイルに落ち着いています。
だから時々開いていないし、土日は休みだし、そんな感じでやっています。
なのでお店に来る日が決まっていたらインスタかメールでぜひ連絡をお願いしまーす!

アメリカ、ニューメキシコ州在住、居住歴10年。ナバホ族の夫とリザベーションで二人の子育てをしながらインディアンジュエリーにかかわる仕事をしています。インスタ、ツイッター、Facebook、Youtubeがありますがインスタが一番身近な感じかと。
ABOUT MEのページからSNSのフォロー、他ウェブサイト、お問い合わせなどができます。
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