さて、今は日本。
いつもは二週間程度の日本帰国ですが、今年は長い日本帰国をしています。その目的は娘を小学校に体験入学させること。
私は夫がアメリカ人ですが、アメリカ在住の日本人夫婦でも「子供が日本人学校に行っていない場合は英語が主体言語になってしまい日本の文化や言葉を教えるのがとても難しい」のがアメリカの田舎の状況。
アメリカの学校の長い夏休みを利用して日本に帰り、日本の小学校に体験入学するケースはとても多いです。
地域によってかなり変わるようですが、私の体験談をまとめておきます。
体験入学の手続き
まずは入学希望の小学校に直接電話。(決定したら早く知らせるのが一番。)
希望入学日、帰国日を話して学校の指示に従います。
私の場合入学希望日が月曜日だったので、その前の週の金曜に校長先生、教頭先生と事前にお会いすることになりました。
学校でしたことは以下です。
〇連絡先の記入
〇体験入学中の給食費の支払い
〇教科書代の支払いと受け取り(体験入学の場合教科書は必要ないと言われましたが今後のために買っておきました。)
〇持ち物と予定の確認
〇校舎やクラスの見学
小学校では一時帰国の子供たちは「体験入学」という扱いになり夏前や長期休暇の間に体験入学する生徒はとても多いようなのですが、体験入学を受け入れたことがない小学校では「教育委員会に相談」なんてケースもあるようです。
困ったこと①
連絡先がない!
連絡先の記入に、緊急連絡先を書く必要があります。
SIMカードを入れ替え、LINEでのやりとりを基本としている私は「日本での携帯の番号」というものがないので、実家などに固定電話がない場合は連絡先の記入に困ります。そういう場合はLINEでOKにしてもらうか、日本で使える携帯を借りるしかないかも。
体験入学の持ち物
厄介なのが、持ち物です。
入学の準備って大変って聞くけど一体何をどうやって準備するか経験したことがないアメリカンな母。アメリカでは、学校で使う備品は入学時に一気にみんながそれぞれ持っていき、学校で管理してくれるので毎日持っていく持ち物が日本よりかなり少ない。
そこで先生に聞いた結論。
入学するには、ランドセルから始まり教科書、ノートに至るまで本当にいろいろなものが必要です。が、一時帰国はあくまでも「体験入学」という扱いなので、文具などがなくても先生やほかの生徒に貸してもらうというシステムだそうです。
その中でも、最低限必要なものはこちら。
最低限必要なもの
〇バックパックやランドセル
〇筆箱と鉛筆、消しゴム
〇運動ができる服
〇上履き
〇ハンカチとティッシュ
〇おはしセット
※学校によって持ち物は違うので必ず学校に確認してくださいね。
今後のことも踏まえて用意したもの。
〇プールの道具(スクール水着、水泳帽、パッチンが付いている着替え用タオル、プールバッグ、ビーチサンダル)
〇体操着(学校指定のもの)
〇傘
〇給食用のエプロンと三角巾
〇鉛筆は2Bの指定アリ
〇水筒
夏はプールの準備、熱中症対策の水筒、それに加えて汗拭き用にタオルやハンカチとティッシュを必ず持ってくるようにと言われました。
その中で、娘がみんなしているから買ってと言ったのがこれ。
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↑ポケットがない服にハンカチとティッシュを入れてクリップできるポケット。よく見るとかなりの確率で女子が付けていました。
そして小学校一年生はみんなつけている名札、今は防犯対策で「裏返せる名札」なんですね。
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服に穴が開かないクリップも。
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そしてうちの娘は送り迎えをすることになったのですが、みんながランドセルにつけているのがこれ。
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いろいろ発展していてびっくり。
学校や地域によって持ち物はかなりばらつきがありますので、友達や近所の口コミ情報がとても大事です。
親が直面した文化の違い
入学の常識が一切ない私は親に学校に電話してもらい、同級生に聞いたり近所に聞いたりして必要なものをメモしてこういう色々なものを買い物に行ったわけです。
困ったこと②
名前を聞いても「それがどういうものかがわからない!」
上のクリップなんちゃらとか、聞いても一体どういう見た目のものかがわからないので、とりあえずググる。
上履きも学校によって形が違うので、とりあえず聞く。
困ったこと④
デパートや量販店に行っても「売り場がわからない!」
これはさすがに自分でもびっくりしたんですが、いつも慣れているWalmartならどこに何が売っているかわかる私も、一年に一回しか行かない「しまむら」の売り場のどこに何が売っているかが全く分からない。。。
そもそも、上履きってどこに売ってるの?から始まるわけです。
入学時期だったらまとめて売っているデパートでも、入学時期を過ぎたら各売り場に散らばっていて買い物にすごく時間がかかります。
困ったこと⑤
名前をどこに書いていいのかわからない!
何となく、「すべての持ち物に名前を書かなきゃいけない」という常識はわかっていたけれど、体操服にはどこに名前を書いたらいいのか、上履きのどこに名前を書いたらいいのか、小学校一年生で苗字を書くのか、名前だけでいいのか、とかもう分からないことだらけ。
学校側は体験入学だから適当でいいですよっていうスタンスだったけど、「アメリカから来たっていうだけで色目で見られるからなるべくヘンなところを取り除いてあげたい」というのも親の心理。
まとめ
今回のこの経験で自分自身いろいろと逆カルチャーショック!
いかに自分がアメリカの生活に慣れているかを実感するわけです。
でもあくまでも体験入学。子供が嫌がらずに学校を楽しめることが一番。
というわけで次回は入学してからの子供の体験記に続きます。
アメリカ、ニューメキシコ州在住、居住歴10年。ナバホ族の夫とリザベーションで二人の子育てをしながらインディアンジュエリーにかかわる仕事をしています。インスタ、ツイッター、Facebook、Youtubeがありますがインスタが一番身近な感じかと。
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