コロナコロナの毎日なので、今日は少し違う話を書こうかと思います。
国境が閉まったりして各国の間で自由に動けない今の状況で、改めて国際結婚や海外駐在などの意味みたいなものが問われている時でもあります。
国際結婚に関する記事は今まで書いたことがありませんでしたが、結婚9年目にして、国際結婚にはフェーズ(段階)があると、周りの国際結婚した人を見ても思います。
それぞれの段階で大変なことも楽しいこともあり、気が付いたら、あ、なんか違うフェーズに入ったなとふと思うときが絶対にあります。
そんな段階をまとめてみました。
フェーズ1 ラブラブ期
文化も言葉も違う人との恋愛は、驚きの連続。
行きたいと言ったところにすぐに連れて行ってくれたり、急に花束を持ってきてくれたり、日本とは違うギャップに心を奪われてしまう日本人女性も多いのでは、と思います。
感情を言葉にすべて出してくれ、とても新鮮でうれしい。外国人女性からのアプローチもそうだと思います。
急速に関係が深まる率も高い国際カップル。そして結婚へと話がまとまっていけば・・・。
フェーズ2 準備期
次は結婚準備期となります。
これがかなりハードルが高い!(特にアメリカ)
婚約者ビザ、グリーンカードの申請の書類の量。しかもそれをすべて英語で、お互いに、離れていながらも、仕事をしながらも、こなさなければいけません。
※何が大変だったかってお互いの気持ちを維持することもだけど、仕事から帰ってきてこの書類と毎日向き合わなければいけなかったことが大変だった。。。
アメリカでは年々ビザが取りにくくなっているし結婚詐欺や婚約詐欺も多発していて、この書類がめちゃくちゃ大変。
最終的には大使館まで面接に行って、ようやく90日間の婚約者ビザを取り、アメリカに行くことができました。(ここら辺の制度は時によってどんどん変わるので、過去ブログだけでは信用度があまりなく結局自分で翻訳して理解しなければいけないので注意!)
アメリカ人との結婚を決める場合、ビザを取らないと=結婚しないと一緒に居られないという理由で早々に、じゃあ結婚しちゃおうか、それしかないよねぇって決めちゃうカップルも多いかと思います。
実際、うちもそう。
お互いをよく知る前に「結婚するしかない」という選択を迫られて、その次に一年半以上遠距離恋愛をしながらこの訳のわからない膨大な書類と格闘しなければいけないというのはかなり難関。
でもこの間にも少しずつお互いのことを分かり合えますけどね。
フェーズ3 調整期
無事にビザをもらえて、一緒に生活ができるようになった!
ハッピー!
しかし本当の国際結婚の試練はこれからです(笑)
同じ国の人同士でも、「一緒に生活してみたら違った」というのはよくあること。
それが文化の違い、言葉の違い、環境の違いがプラスされるのだから、常識というものに囚われていると気持ちが持ちません。
しかも、ケンカは外国語の場合が多々(笑)
言いたいことが言えず我慢しているとどんどん自分が小さくなっていくし、反論するとその倍返されることもあり、自分の思っていること言いたいことがうまく伝えられないこともあります。
ところが、このケンカのプロセスって本当に大事。
(言いたいことも自分の中に仕舞ってしまいがちな日本人にとっては特に。)
私もそういうタイプだったし、面倒くさいことは避けたいので、ケンカはできればしたくない。
「思っていることは言わないと分からない」と旦那に今でも言われます。
気持ちをぶつけて、初めて分かり合えるのが国際結婚。(ケンカしてるときってホント辛いけどね)
日本人側だけではなく、外国人側にも歩み寄ってもらわなければあなたの気持ちがつぶれてしまう。
日本人夫婦には、「最初の3年」は大変だよ。
アメリカ人夫婦には、「最初の5年」は大変だよ。
と言われたのがずっと心に残っていたので、辛い時にはあと3年、あと2年は大変な時期が続くと考えるようにしていました。
あるとき、グラフでみるともう山あり谷ありだった結婚生活の、その山や谷のカーブがかなり緩くなっていく感じがしていくのです。
※もう耐えられないときには逃げることも必要です(笑)
フェーズ4 熟年期
そうして、よくも悪くも慣れていく。
そこでようやく熟年期に入るのだと思います。
ここで書いていることは、国際結婚をした友達ともよく話すことなので一応、私だけの例ではありません。
「お互いの歩み寄り度」のグラフはもう最初はグラッグラで、なんで私ばっかり、なんで俺ばっかり、という時期が結構長いからもうその時期がつらい。
でも、国際結婚のメリットは、別れづらいことです(笑)
日本人夫と同じことを経験していたらたぶんもう完全に別れているよね、っていう話を友達ともよくします。
「国際結婚って大変だよ」って耳が痛くなるほど聞いて、私はそれでも「受け入れればいいじゃん」って思い国際結婚をしたわけですが、たしかに「国際結婚は大変」だと言えます。
でも大変な分、自分がどんどん人間的に成長していくのが分かる!!次々降りかかる難関にどんどんチャレンジして、もうなんかロールプレイングゲーム気分(笑)
日本人同士の結婚でも大変な人はいっぱいいるので、自分ばかり、国際結婚だから、という理由だけにはできないなとも思います。
そんな国際結婚のお話でした!
アメリカ、ニューメキシコ州在住、居住歴10年。ナバホ族の夫とリザベーションで二人の子育てをしながらインディアンジュエリーにかかわる仕事をしています。インスタ、ツイッター、Facebook、Youtubeがありますがインスタが一番身近な感じかと。
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