前回のブログで、「普通」と書いたコロナウイルス。
今週で状況は大きく変わりました。
WHOのパンデミック発言を受けて、トランプ大統領が演説。
イギリスを除くヨーロッパからの渡米は30日間停止。
中小企業、個人へコロナショックによる財政難のために5兆円の予算を確保。
コロナに関する医療費の自費負担は免除。
この三つが発表され、いよいよパンデミックが近づいてきた感があります。
ニューメキシコ州の現状
今週から学校は春休みに入ったニューメキシコ州。
昨日3月10日、ずっと感染者が確認されていなかったニューメキシコ州でもついに4人の感染者が確認されました。
そして今日3月11日、感染者は19人に増えています。
●本日、ニューメキシコ州も「非常事態」宣言をしています。
State of Emergency 非常事態宣言(ひじょうじたいせんげん)は、災害などによる国家などの運営の危機に対して、緊急事態のために政府が特別法を発動することです。
●100人以上が集まるイベントや集まりは禁止
来月四月に行われる、全米一大きなパウワウと呼ばれるイベント、Gathering of Nationsは早々にイベント中止が決まっています。
他、教会やカジノ、アートショーなど大きなイベントも続々とキャンセルされています。
●都会では観客をすべて停止
テレビ番組などの観客動員を停止して、観客なしでの生放送が行われています。
日常の様子
春休みで観光客も増えるはずのギャラップは、閑散とし始めました。
特に、ギャラップはジュエリーの仕入れで知られる街。
全米でジュエリーを売っているお店はコロナショックで打撃を受けているので、仕入れにも行けない業者や旅行に行きたいけどキャンセルする人が多いようです。
日常品も、ここにきてなくなり始めました。
除菌ジェル、マスクは先週からなかったですが、他のものは普通にありました。
棚から消えつつあるものは、
ハンドソープ、使い捨ての除菌ウェットティッシュ、除菌スプレー。
トイレットペーパー、小麦粉、水など。
昨日買い物に行ったら、カートにひたすら買い込む人たちを多く見ました。
日本の報道の状況と全く同じですね。
日本ではマスクが手に入らないから自作する人もいるとニュースで見ましたが、それと一緒で除菌ジェルが一般的なアメリカでは、除菌ジェルをアルコールを使って自作できるという話を色々なところから聞きます。
なので、アルコール関係も棚から消えつつあります。
ラジオではひたすら、コロナウイルス対策には手を洗ってくださいと放送し、
そうやって危機感を与えながらも、「パニックしてはいけません」とも言っています。
病院の入り口には仮設テントが立てられ、コロナの可能性がないかどうかチェックしています。
海外渡航歴はないか、体調は悪くないかを聞かれます。
もしコロナの疑いがある場合は、病院に行っては行けず、まずはホットラインに電話することが義務付けられているそうです。
通常の病院アポイントはキャンセル、老人ホームへの訪問は今はできないそうです
トムハンクスなど有名人の感染も確認され、報道には危機感と恐怖を感じるような報道ばかり。これは日本と一緒かもしれません。
なんだ、これは?
コロナウイルスが広まり始めた頃、たくさんの都市伝説がアメリカでも流れていました。
●世界の人口が増えすぎたからコントロールするため
これは病院の待合室で、ナバホの人たちが言っていました(笑)
●中国との貿易摩擦でアメリカが自国に産業をもってくるため
●中国がアメリカに対する細菌兵器を開発していたところ、それが漏れてしまった
●クリスチャンの人たちは、神様がリバイバルを証明するためにしている→だから神様を信じていれば救われる。
などなど。どれもそれっぽい都市伝説。
自分は健康でも、周りに移してしまう可能性もあるので心配ですよね。
水の量が限られているネイティブアメリカンの土地では、「頻繁に手を洗う」というのは結構困難だったりするのですが、今はもうしょうがない。
と、急に前回のブログとは変わったアメリカの現状をお伝えしました!
日本に帰りたいけど、当面は無理そうですね。
春休みにカリフォルニアの方に出かけたかったのですが、ついにLAのディズニーランドも休園が決まったし、家でおとなしくナバホラグを織ります。。。
家でゆっくりしているこの機会に、Youtube見てくださいね(笑)
来客が少なく、仕事がはかどりそうです!
落ち着いてみんなで乗り越えられることを祈るのみ。
アメリカ、ニューメキシコ州在住、居住歴10年。ナバホ族の夫とリザベーションで二人の子育てをしながらインディアンジュエリーにかかわる仕事をしています。インスタ、ツイッター、Facebook、Youtubeがありますがインスタが一番身近な感じかと。
ABOUT MEのページからSNSのフォロー、他ウェブサイト、お問い合わせなどができます。
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